情報に2万円払ったら150万円の仕事もらってヘッドハンティングまでされた話

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“情報に金を払え”は正しい

よく

・いい情報には金を払え

・特に一次情報をもってる人にはお金を惜しむな

と言われますが、これは本当です。

正確に言えば、昔はそんなこと信じてなかったけど、でも実際にそういうことが起きてしまったので信じざるをえなくなった、という感じでしょうか。

あ、信じざるを得なくなったというのは、これが私、まる(@hayaokimaru1)の身に起きたことではなく、私の夫に起きたことだからです。

ただ内容はすべて事実なので、情報についてお金を払いたくない人、すべての情報はネットで拾えると信じて疑わない人には新鮮にうつるでしょう。

1人の人物と出会って4年で人生が変わる

大まかな流れとしては下のとおりです。

2015年5月、ある事業のメインメンバーで一次情報をもっていたAさんにアプローチしたら「2時間話して2万円」と言われ、会いに行った

・その後フェイスブックで夫からも知ってる情報を提供したり、やりとりを続けた

2015年8月、知り合って3ヶ月目で(早っ!)夫が単発の仕事をもらうようになった

・2017年くらいから、イベントなどを一緒にやったり(1日で2万円とか)、地方への出張も同行

・2018年からAさんの仕事が忙しくなり、夫が細々とした仕事を引き受けるように。月5万円で請け負う

・さらにAさんが忙しくなり、月5万円の仕事+単発5万円などの仕事が入るようになる

知り合って4年で、ついにAさんがやる新事業の社員としてヘッドハンティングされる←今ココ

4年のあいだで、途中連絡をとらない期間も1年以上あったようだし、Aさんは前から個人事業主だったし、夫は夫で会社で働いていたので、単発の仕事やイベントがあったときだけAさんから連絡がくるというのが長かったですね。

でも去年くらいからAさんの仕事がマックスになり、さらにAさん&夫にとって後にボスになる人から大きな仕事を任されることになったことから、今回夫に声がかかったとのこと。

情報はネットに落ちてるんだからタダでいい?

さて、2人の出会いですが、もとは夫がやりたい事業があって、そのことをネットで調べていたらヒットしたのが、当時その事業で成功しメインメンバーにいたAさんでした。

ただそのとき夫は自分のための事業にお金を使ってて、”月のおこづかいが2万円”だったレベル

しかも当時いっしょにいた私は「情報にお金を払うなんてとんでもない!ネットに落ちてるんだからいくらでも調べればいいじゃん!」っていう人間でした。

でもどうしても生の情報がほしかった夫は、1か月分のおこづかいをはたいてでもと思ったようで、結局わたしに内緒で会いにいったんです(私が2万円払ったと聞いたのは数年後)。

当時は確か私は「こういう人に会ったよ〜」くらいしか聞いてなくって、夫も夫で、そのあとは一人で事業のことをすすめてましたね。

2万円払って知り合ったら3か月目で逆に仕事をもらうことに

で、その事業、なんとかお金を集めてはじめたんですが、これがなかなか難しかった。

私は自分の仕事があったので、彼は事業のメンバーもぜんぶ自分で見つけてきて頑張ってまして、私も休みの日は手伝ったりしてたけど、まあそんなにすぐ上手くいくはずもなく…

事業資金にも限りがあったので、しだいに事業のほうは休眠みたいになって、他の仕事をやって食いつないでました。

その間にも、ときどきAさんから事業のからみでこういうイベントがあるから一緒に行かないかとか、同業者の交流会も兼ねてさそってもらってましたね。

そういう付き合いで出ていくお金もあったけど、逆にAさん主催の事業のお手伝いの収入もできはじめてました

手伝う事業の1か月前くらいからネットや電話でやりとりして、それまでに資料をつくる+当日の説明が夫の役割で、参加人数にもよるけど1〜2万円くらい

Aさんは大学つながりが強くて、さらに先輩も大手企業管理職とか多いから、まあ顔が広くていろんな仕事をひっぱってくるんですよね、またそれが絶え間ないのがすごい。

そういうのをちょいちょい手伝って、仕事のやり方とかで接するようになると、夫の仕事ぶりも見えて信用されていくのと、あとAさんにとっては男性同士だし年下で頼みやすいっていうのもあるんでしょう、ついには出張までついていくようになってました。

そのときの出張先が、聞いたらみんな知ってる企業の専務さんで、夫はとにかく緊張しっぱなしで、夜の会食でも所作にアタフタしたらしいです笑。

でもそういう普段会えない方とお会いさせてもらえたのもAさんのおかげ

月5万円で定期的に仕事をもらうように

で、イベントを数回手伝ったあと、Aさんは他の仕事をやりはじめたらしいのと、あと体調が悪かったらしく、おやすみされていた期間があったそうです。

その間1年くらい連絡はなく、夫も自分の仕事をしてました。

そして、知り合って3年目、元気になられたAさんが、彼に連絡をくれるようになり。

またそのときには新しい事業をはじめていて!笑

ただ元気になられたのはいいものの、どうやらいくつもの仕事を同時並行していて、久しぶりに連絡をとったときにはすでにアップアップだったらしいです。

で、いつものように新しい仕事の概要を会って説明され、そこからはメールと電話のやりとりをしつつ、夫もその事業を手伝いはじめたんですね。

その仕事、最初に言ったようにAさんの上にボスがいるんですが、そのボスが大きな仕事を任せる前に、下準備としてAさんに仕事をふっていたらしいのですが、すでに多忙をきわめていたAさんが夫に仕事をふり、しだいにそれが定期的に回ってくるようになり、月5万円で委託みたいな形でやってほしいとなったのでした。

なので今から1年前から夫はダブルワーク状態で、平日は自分の仕事、休日はAさんの仕事をつねにやってて、まあうちの財布的にはかなり潤ったけど、脳内的には休めなかったでしょうね。

知り合って4年で受けた仕事150万円+ついにヘッドハンティング

それでこの間、ふと「Aさんからもらった仕事っていくらになってるんだろう」と夫が計算してみたら、

去年からの1年間で、月5万円✕12か月=60万円

その前に3か月くらいかかるデカい案件1件で50万円

単発仕事やらイベントやらで、なんだんだで40万円ほど

ーーーーーーーー
合計150万円

ということで、4年前にAさんに会いたいとアポイントをとり、2万円を払って話いた結果、150万円分もの仕事を受けるというわらしべ長者なことになったのでした。

しかも、今年春になって、Aさんが「ボスがそろそろ本格的に事業をやるというので、私がメインでやることになった。

ついては、夫くん、今の仕事をやめて僕の仕事を手伝ってくれないかな」

と言ったんです。

…いや仕事たくさんもらってありがたかったけど、稼がせてもらったけど、最後は転職!しかもそれってヘッドハンティングってやつじゃない!?

ってことで、わが家は大騒ぎになりました。

実は去年の夏ごろ、夫が今の仕事を続けられるかどうかわからなくなってきたから、早いうちに転職したほうがいいかも、と言ってたんです。

確かにずっとやれる仕事ではなさそうだったし、いつかは…と私も思っていたけど、ここまで早くそのタイミングが来るとは予想してなくて、なので去年の夏はけっこう重い雰囲気がただよってました。

そのときにもちょうどAさんから「もしかしたら転職をお願いするかも」という触りのようなものはあったんですよね。

でも私たちもいい歳だし、「渡りに船だ!」ってソッコーで飛び乗るほど楽天的にはなれなくて。

で、Aさんからハッキリした表示もないし(のちにボスのタイミングによるところだったと知る)、なんだかんだで秋になり、冬になり、来年度からの仕事続けるのかどーすんだと、すったもんだして続けてたら、4月になってまた転職の話が浮上してきたと。

さすがに2回目だったので、私たちも腰をすえて、このあとどうするか、収入の問題、保険とか、なんなら転職先の近くに引っ越すか、引っ越すなら引っ越し代どうするか、まで話しあいました。

そのあいだも月5万円の仕事は受け続け、そうこうしているうちにボスから「ちょっとこれを作ってる夫さんにも会ってみたいね」ってなって、ついに直接お会いしたのが5月のこと。

Aさんと知り合ってちょうど4年目ですね。

そこからはボスにも今手伝ってるAさんの仕事の説明をしつつ、今度はボスの部下にもなるということで、面接も兼ねてお会いすることが何度かありました。

そして、2019年7月

ついに正式に転職が決まりました

今年の秋から、夫はAさんと、同じく個人事業主ながら一緒にAさんと事業もやったりするBさん、そして事務で雇ったCさんの4人で新しく立ち上げた会社で働くことになります。

これからは30代・40代も転職はフツーのことに。ただし保障は必要

よく「アラフォーになっての転職はこれが最後になるかも」なんてネットで見ますが、私たちは全然そうは思ってません。

今の時代、若い人だってすぐに転職する人は多いし、そもそも会社側だってずっと同じ人に働いていてもらえるなんて思ってないでしょう。

第一その会社がずっと存続するかもわからないわけだし。

もとからそういう気持ちでいるので、数年後、いやもし事業がダメになったら来年解散!もあるかもしれないと、二人とも腹はくくってます。

ただまあ腹がくくれる背景としては、夫が国家資格を数年前にとって、いざ今の仕事をクビになっても資格のある仕事をまたやればいいから、という安全牌をもってるからなんだけども。

そういう綱渡りも見越して彼は資格をとっていたので、覚悟があるのだから私はそっと送り出し、何かあったら迎え入れる準備はできてます。

情報に2時間で2万円を払ってわかったこと

転職の話がきたあたりから、2人でよく「情報にお金を出すって大切だね」と話してます。

わたしも数年前までは「情報売るなんて詐欺師のやることじゃん」って頭ごなしに決めつけていたけど(まあ実際あることはある)、さすがに2万円が150万円に化けるのを目の前にすると、こういうこともあるんだねーと感心してしまいました。

今回のポイント

・向こうから来た話ではなく、夫が探しに探しまくって見つけた相手だったこと

・Aさんの成功した事業が世の中では知られたおり、公開されているので騙しようがないこと

ですかね。

あと、

・情報を与えてくれた相手(Aさん)に、相手も知らない、かつ同レベルの情報を与えると一気に信頼感が増す

っていうのも大事。

夫はAさんに会うとき、なにも手ぶらで行ったわけではありません。

それまでに数十冊の本を読み、ネットも検索しまくり、ときには研究論文も読んでました。

自分なりに知識をたくわえてたからこそ、Aさんの言う内容がわかったんだろうし、そのことにAさんも気づいたから、会って3ヶ月目で仕事を与える気になったんだろうと思います。

また、転職の話でいえば、転職サイトやエージェントを使う人は一部で、かなりの人が「知り合いを通じて仕事を紹介してもらった」といって転職するんだそうです。

夫もそんな感じじゃないですか。

だから、世の中すべての情報に「タダが1番!」って言うんじゃなくって、本当に必要としている情報には、くれた相手に対してそれ相応の対価を支払い、そしてその後もいい人間関係を築きましょう。


Twitterで質問うけつけてます。 まる(@hayaokimaru1)まで気軽に送ってみてくださいね

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