トマムのアクティビティを楽しむ
北海道のトマムはアクティビティがいろいろあるので楽しみな人も多いと思いますが、以下のことも気になるでしょう。
・運動オンチでもついていけるか
・未経験者でも参加できるか
・トラブルや事故の危険性はないか
楽しい思い出にするためにはマイナスの部分も知っておいたほうがいいと思うので、今回は上の内容を中心にお伝えします。
ちなみにこの記事を書いている私、まる(@hayaokimaru1)は、家族と2人で2019年夏に星野リゾートトマムに宿泊し、
・ラフティング
・キャニオニング
という3つのサマーアクティビティに参加しました。
なので、この3つのアクティビティについての内容と、プラス現地で参加するまでの流れ、服装などについても説明します。
(結果)星野リゾートトマムのアクティビティについてわかること
✓この記事でわかること(結果)
・乗馬は乗っているだけでスタッフが引いてくれる
・ラフティングはオールで漕げず座っててもOK。スタッフが漕いでくれることもある
・ラフティングとキャニオニングは、ガチで水が怖いレベルの人はやめておこう
・時間帯によって運営会社が違う。安全面で信頼できる会社を選ぼう
・ラフティングとキャニオニングは、ウォーターシューズを自宅から持っていってもムダになる
・夏でもフリースは持っていって!
・着替えは現地よりも、集合場所近くのトイレ内の更衣室で
・アクティビティ中の写真は基本的にとれない
星野リゾートのアクティビティの値段はほかの観光地と変わらない=高くはない
リゾート地、しかも周りになにもない星野リゾート トマムだと、なんとなくアクティビティ料金も高めな感じがしますが、実際はそんなことありませんでした。
なぜなら、自分は去年の夏にシャワークライミングをやりたくて関東日帰りツアーのシャワークライミングを申し込みましたが、その値段が同じくらいだったからです。
(結局は最少催行人数に満たず行けませんでしたが)
ラフティングやシャワークライミングは移動時間も含めると4時間、そのうちアクティビティをやっている時間は1時間くらいですが、これで6,000円〜7,000円というのは妥当な金額です。
それに、こういうアクティビティはウェットスーツやリバーシューズ、ライフジャケット、ヘルメットといった身につけるものから、ボートやオールなどもすべて主催者側が用意してくれるので、その荷物を持っていかなくていいのは大きいですよね。
乗馬は乗っているだけでスタッフが引いてくれる
星野リゾート トマムのタワーホテルの前に広がる芝生では、乗馬体験ができます。
当日GAOアウトドアセンターで整理券をくれるということで、私も10時に行ったところ、そのときはすいていてすぐ乗れることになりました。
乗馬体験は、台に乗って馬にまたがるだけで、あとはスタッフさんが手綱を引いてくれ、芝生のまわりをグルッと1周してくれるというもの。
なので、服装は足が広げられて馬にまたがれる格好であればOKです。
運動オンチでもまったく問題ありません。
馬に乗りながらスマホ、カメラで写真を撮るのは、馬の鞍についているハンドルから手が離れて危険なためNGですが、
そのかわりスタッフさんが途中とちゅうで立ち止まって、フォトスポットで写真をとってくれます。
このときにスマホやカメラをスタッフさんに手渡します。
馬って人間より体温が高いらしく、足に触れる馬のからだがとっても温かくてほんわかしました。
子どもはポニーに乗れるみたいですよ。
ラフティングはオールで漕げず座っててもOK。スタッフが漕いでくれることもある
せっかく自然の美しいトマムにきたんだから、きれいな水と緑の中でサマースポーツをしてみたいですよね。
でも運動が苦手。
スポーツの器具がうまく使えない…
そんな人でも、ラフティングは大丈夫です。
私が参加したときも、小さい子どもはちゃんとオールで漕げてなかったけれど大丈夫だったし、大人も川に出る前にレクチャーを受けるんですけど、実際川に入るとけっこうオールの使い方を忘れちゃうんですよね。
漕げる人も漕げない人もいることは、スタッフさんも十分わかってるでしょう。
だから、川を下っているあいだずっと漕がせるわけじゃなくて、ところどころ、スピードをつけたほうが楽しい滝の手前とか、逆に流れがゆるくてボートが進みにくいところで「今漕いでー」って言ってきます。
難しそうなポイントのところ、急角度で曲がりたいところなんかは、逆にスタッフさんが1人で後ろで漕いで調整してましたね。
なので「自分は漕げないから、周りに迷惑をかけそうだから…」という心配はいりませんよ。
景色を楽しむために座ってるだけの時間もみんなそれぞれあるし、安心して乗りましょう。
ラフティングとシャワークライミングは、水がガチで怖いレベルの人はやめておこう
とはいえ、
・ライフジャケットをつけていても、いざ水に落ちたらパニックになりそう
という人はムリをせずやめておきましょう。
なぜなら、私と一緒に参加した家族が、キャニオニングでライフジャケットを着ていてもやっぱり怖くて、途中でリタイアしたいと言っていたから。
ヒザくらいの水位でも、川は流れがあって足をとられそうになるので、水が苦手な人にとっては事前に想像していたよりもハードルが高いようです。
川に入る前に「今日はこういうコースを行きます。深さは〇〇cmくらいで、途中で泳ぐタイミングもあります。泳ぐときは○○のようにしてください」などの説明があればいいですが、それはアクティビティのサイトにもないし、中にはそういう大事なことを説明してくれない会社もあります。
だから泳ぎができない人は、直前でシミュレーションができないから、よけい不安になる。
運営側からすれば”泳げる人が参加するのが普通”と思っているかもしれず、泳げない人に対するフォローというのは想定してないかもしれないので、そもそもミスマッチが起きているんですが、万が一事故が起きたとき被害をこうむるのは参加している方なので、ムリはしすぎないでおきましょう。
時間帯によって運営会社が違う。安全面で信頼できる会社を選ぼう
とはいえ、私の家族は泳げないながらも、今回せっかく北海道に来たのだからと、そして人生で色んなアクティビティを経験したいからという理由で、今回参加しました。
で、最初に参加したラフティング、こちらについては結果としては家族はとっても楽しんでいました。
星野リゾートのアクティビティは事前にサイトから予約するのですが、時間帯によって運営会社がことなります。
わたしたちはその点については、たぶんどの運営会社も同じ基準、同じ説明でやっているんだろうと思っていたので気にしてなくて、単純に参加したい時間で選んだんですね。
で、ラフティングの運営会社のスタッフさんですが、この方は家族が行きの移動中から信頼するくらい、説明がていねいな人で。
行きのバスの中ではラフティングの話というより、これから向かう川のある街の人口や暮らし、クマやシカが出たときどうするかなど、それこそ街の案内人でした。
こういうのって、単にラフティングしてはい終わりってなるよりずっと思い出になりますよね。
さらには参加した人がどこから来たかなど聞いて、一緒にボートに乗るメンバーの連帯感を強めてくれました。
川の現地についてからも、オールの使い方、隣の人が川に落ちたらどうするか、自分が落ちたらどうやって助けてもらうか、など細かく説明を受け、川に落ちるのが怖いわたしの家族も、細かく説明を受けることで頭の中でシミュレーションできて、多少はおちついたということでした。
アクティビティに対する思いが強く、そういうキッチリしたところが信頼できて、みんなでぶじにゴールできて、最後まで良い思い出で終わることができました。
…
その一方で、キャニオニングの方はというと…
バスで迎えに来たのはラフティングのときと一緒でしたが、道中の街の案内などはいっさいありませんでした。
ウェットスーツなど着替えるところはキャニオニングの施設のほうがキレイでしたが、でも川への移動中、特に川で気をつける点、今日はどういうコースを行くかなどの説明はありませんでした。
もっとも気になったのが、「流されたらすぐにロープを投げるから、これに捕まってください」と言われたこと。
…流されたらすぐに?
そのロープ、そんなに気軽にすぐ投げるものなの?
というか、そんなしょっちゅう投げることになるところを行くのか。
ラフティングのときに「いざとなったらロープを投げます。そしてロープが投げられたら○○して○○して…」と、そのときはあくまでもロープは”いざとなったら”という非常事態のときに使うニュアンスで聞いたので、「流されたらすぐに」と聞いた家族は一気にビビってしまい、その結果、最初がいちばん深くて流れが早いところをチャレンジさせられ、「もうリタイアしたい」ということになってしまったのでした。
まあリタイアはせずに、結局最後まで行ったんですけど。
なぜなら、家族が「川まで来るときの上の道路を逆に歩いていけば、施設につくでしょう。だから歩いて戻りたい」と言ったのに、
スタッフの人は「いや、歩いては戻れない」
「もうちょっと行けば終わるから」
と言い続け、しかたなく続けるしかなかったんです。
このときのスタッフさんも含めこの運営会社の人たちを、実はラフティングのときに川で一緒になったので見てましたが、ぶっちゃけ安全面でありえないところが見受けられて、そのときは家族と「ああいうのはちょっとね…」と話していたんです。
それがまさかキャニオニングで担当になるとは。
ラフティングのときのカンは間違ってなかったんですね。
逆に言うと、ラフティングのときのスタッフさんが素晴らしすぎたのかもしれません。
…
ということで、せっかくの楽しい旅行ですし、お子さんも一緒のご家庭は特にこういう安全面は気にすると思います。
なので、時間があったら、予約する前にネットでちょっと調べてみることをおすすめします。
ちなみに、ここでは良い点だけを強調したいので、対応が素晴らしかったラフティングのときの楽渓社さんをオススメしておこうと思います。
旅行から帰って、ラフティングの写真を送ってもらったときにキャニオニングの感想を述べたところ、どういうところがダメなのか的確な回答をいただきまして、そういう真面目にしっかりと対応してもらえた会社さんを自分は応援したいので。
ラフティングとキャニオニングは、ウォーターシューズを自宅から持っていってもムダになる
ウェットスーツ、ドライスーツ、ライフジャケットは向こうで借りるにしても、ラッシュガードと同じくウォーターシューズは自分で買って持っていくものだと思っていた私たちは、旅行の直前にアウトドアショップでこんな感じのものを持っていきました。
でも、持っていってムダに終わりました。
なぜなら、ラフティングも、キャニオニングも、スタッフさんから貸し出されたやつが、↓のような、ヒザ下までのロングタイプの本格的なやつだったからです。
こんな本格的なものを見せられて、バッグの中に入れておいた2,000円のウォーターシューズを出せるはずもありません…
実際、川に入ると中の岩がすべるし、水位も太ももくらいまであったりして、そこに足首の出るふつうの靴タイプのウォーターシューズは危なかったでしょう。
ロングタイプだと、ウェットスーツを足首まで履いて、その上にロングブーツを重ねるので安全です。
ちなみに運営会社では1cmきざみでサイズを取り揃えているので、その点も大丈夫ですよ。
夏でもフリースは持っていって!
ラフティングとキャニオニングでは、基本的に服装がことなります。
私もこういうのは初めてだったので、両方経験して違いを知りました。
濡れないようにするためなので、ドライスーツの下に着るのは普通の服。
とは言っても、万が一川に落ちて濡れてもいいように、水着であるのがベターで、あとはランニングのときなんかに履くシャカシャカした薄手のジャージとか、そういうものの上下でも大丈夫でしょう。
私は、下はボクサータイプの水着、上はユニクロのスポーツブラ + ラッシュガード。
家族(男)は、下はユニクロのシャカシャカしたハーフパンツ、上はラッシュガード1枚。
そして現地では、さらにこの上にドライスーツを2枚着ました(水温が13℃と低くなった時期だったので、冷えないように2枚だったとのこと)
でも、実はそれでも川にずっと入ってると寒いらしくて。
ヒザから上はボートに乗ってるので濡れないからいいけど、ロングブーツが濡れるんです。
ロングブーツって防水ではないんですよ。
一度水の中に入ったら、ブーツの中はずーーっと水が入りっぱなしです。
だから水温が低いときは、濡れた足から体温が奪われていくんですね。
そういうのを防ぐために、私たちのときは着替える場所でスタッフさんが薄手のフリースを無料で貸してくれました。
基本的に暑がりで、冬もあまり寒いと言わない家族でしたが、あまりにスタッフさんが
「川は入ってても暑い分には問題ない。
でも寒いのだけはガマンできないから、一度寒くなると、ラフティングのあいだ寒くてぜんぜん楽しめないですよ」
って言うので、「そこまで言うなら…」となって着たら、結果それが大正解でした。
途中から家族でさえも「足から冷えてきた」と言って、あいだの休憩のときにいただいたコーヒーで温まってましたから。
一緒にいたお子さんは、それでも途中から寒そうにしていてかわいそうでした…。
そうそう、「あのドライスーツってピッタリして身体にキツそうだし、それなのにモコモコしたフリースって着られるの?」って考えると思うんですけど、大丈夫です。
着られます。
ドライスーツは首のあたりがちょっと苦しいけど、でもそれはフリース着てる着てない関係なく、中に水を入れないためにそういう仕様になってるので。
キャニオニングは、スタートする前に、みんなで全身を川に入らせます。
いずれ泳いだりするので、最初の段階で身体を水に慣れさせておかないとまずいからです。
なのでウェットスーツ。
100%濡れるので、中に着る服は必ず水着とかラッシュガードにしましょう。
着替えは現地よりも、集合場所近くのトイレ内の更衣室で
自分たちはトマムに午前中に到着して、午後からさっそくラフティングに参加する予定だったので、ホテルにチェックインできない中、どうやって着替えるかが心配でした。
最悪、ホテルのトイレをお借りしようかなと思ってました。
で、トマムに到着して、GAOアウトドアセンターという星野リゾートのアクティビティ受付のところで
「どこかで着替えるところはありませんか?」と聞いたところ、
「このGAOアウトドアセンターの目の前にトイレがあって、そこに更衣室があります」と教えてくれました。
↓GAOアウトドアセンター
↓センター内のアクティビティ受付
この受付を出た目の前にトイレがあります(右の建物がアウトドアセンター・左がトイレ)
トイレの中に2か所更衣室があって、木のカゴも置いてあり、カーテンで仕切られているので、そこで着替えることができます。
現地で着替えることももちろんできますが、集合するとすぐに
運営会社の施設まで移動→ウェットスーツやライフジャケットも含めた着替え→川まで移動→アクティビティの説明→アクティビティ→施設で着替え→ホテルまで移動
と、1日の工程がみっちりつまっているので、正直なところ現地に行ってからの着替えはせかされている気がして、そういうのが苦手な人はつらいです。
わたしの家族も、そういうのでせかされるのが苦手なので、早い時間にGAOアウトドアセンターで支払いを済ませて(ネットで予約している人はここでお金の支払いをします)、目の前の更衣室を借りて着替えました。
わたしとキャニオニングで一緒になった女性は、普通の服で参加して施設で着替えていて、やっぱりあせっていました。
「着替えるの遅くてすみません」となぜか一緒にいた私に謝ってました(彼女はぜんぜん悪くないのに…)。
アクティビティ中の写真は基本的にとれない
アクティビティのときの子どもの笑顔をとりたい。
彼女と、彼氏との思い出を残したい。
という気持ちはわかりますが、基本的にカメラは持っていけないようです。
というのも、運営側からすると、水に濡れたり岩にぶつけて壊れたりしても、一切保障ができないからです。
あと、まあこっちが90%くらいの理由でしょうけど、スタッフさんがアクティビティ中にとってくれた写真を、帰るまでにDVDにして売ってくれるんです。
商売上手だな…と辛口で見てしまうかもしれませんが、でもね、実際に私たちのラフティングがそうであったように、心から楽しめたアクティビティのときは、写真も気持ちよくお金を払うものですよ。
現に、ラフティングもキャニオニングも、参加したみんなDVDを買ってました。
金額はその運営会社によって違いますが、1人あたり500円✕4人家族で2,000円と売っているところもあれば、
人数関係なく1グループで3,000円と売っているところもあります。
個人的にはここはケチらずに買ってほしい。
なぜなら、スタッフさんがとった写真はとってもダイナミックで、参加した人たちが本当に楽しそうにしている写真をとっているから。
自撮り写真とは全然ちがう、心からの笑顔でした。
まとめ
ということで、トマムのアクティビティの口コミと注意点、長くなってしまいましたが参考になりましたでしょうか。
実際に行ってみて、そして1つではなく3つ参加することで、私も多くのことを知れたし、思い出もたくさんできました。
せっかくトマムまで足を運ぶんですから、ぜひあなたもいくつかのアクティビティにチャレンジしてみてください。
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