都内にある甘酒横丁に行ってきた
去年の秋冬に甘酒にはまってからというもの(甘酒のコンビニから百貨店までの10種飲み比べもしました→記事はこちら)、その後もちょいちょい色んな甘酒を飲んできましたが、先週、ついに私まる、甘酒関係で外に飛び出すまでになりました。
なんと都内に甘酒横丁なるものを発見。
場所は東京都中央区の人形町にあります。
電車で言うと、地下鉄日比谷線の「人形町駅」で降りるとすぐ目の前にその甘酒横丁なる通りの入口に出ます。
目の前の交差点に「甘酒横丁」と書いてあるから私でもわかった。
長さとしては約400mで、その並木道の両側に風情あるお店が軒を連ねています。
長く都内に暮らしているのに、行ったことがないところってこの30余年でもけっこうあるもんで、この日本橋も実は今回が初めてです。
ちなみにすぐ近くの水天宮も電車の駅名では知ってたけど行ったことがなくて、良い機会だと思って甘酒横丁の前に寄りました。
人形町ってこんなとこ
人形町ってどこかで見たことあるな…と思っていたら、ドラマ「新参者」で出てきてたんだ。そうだったそうだった。
ドラマの中の上質で、粋な街の雰囲気そのままでしたよ。
寄席がたくさんあったり、移転前の日本橋魚河岸があったために、和菓子屋さんやお寿司屋さんが多いんですね。
まずは通りの入口をすぐ入ったら、すぐにお茶のいい香りが。お茶屋さんですね。
「森乃園」(もりのえん)というお店でしたが、横のテイクアウトできるところでみんな何かを食べている。
ほうじ茶ソフトクリームでした!しかもこれがかなりほうじ茶の味がして美味しい。
300円と優しい価格なのに意外に大きくもあって、スタートしては大当たりでした。
…
初めて行ったところなのと、休日でとても天気が良く、散歩にピッタリなのでゆったりブラブラ歩いていたら、何やらまた行列を発見。
すき焼やしゃぶしゃぶで有名な「今半」の惣菜店でした。私は覗くだけで買わなかったけど、すき焼コロッケとか美味しそうだったなあー。しょっぱいのでコレを食べて、あと甘酒飲んでソフトクリームでってやったらエンドレスでいけそう。
商店街ってこういう食べ歩きができるのが楽しいと同時に食欲も増加しますよね。
ということで、次に寄ったのがせんべい屋の「草加屋」さん。私、団子とせんべいに目がないのでワクワクする。
ドラマ新参者の第1話にも出てたんですって。
確かにお店入ってすぐ右側に専用の機械があるし、店内も独特の雰囲気がありました。
私はこのせんべいを買って帰りましたよ。
さらに歩いていくと…またもや行列。人形町って人気店多いんですね。
今度はたい焼き屋の「柳屋」さん。
事前情報を得ずにまっすぐ人形町に行ってしまったんですが、あとで調べたらこのお店かなりの有名店だったらしい。
1個のテイクアウトもさせてもらえるのが良いですね。
このお店、なんで人気なのかわかりました。
並んでいる間に店内でたい焼きを焼いているおじさんがいて、その作業をずっと見てたんですけど、直火で1つ1つ専用のたい焼きの型に入れて焼いてるではないですか。
このところどころのお焦げが物語ってますね。
で、実際に食べても美味しい。とにかく皮がもっちりしてる!団子のような?団子好き、もっちり好きにはこれはたまらない。
あと個人的に団子が好きでもあんこはできるだけ少ないのが好き=甘すぎないのが好きなんですが、このお店のあんこは甘すぎない。この量でもこの控えめな甘さだったら余裕でいける。
そしてここで真打、甘酒の登場です!
お店は柳屋さんの隣にある「彦九郎」さん。
先に言っておきますが、もし甘酒横丁で甘酒を飲むなら、この彦九郎さんをおすすめします。
なぜなら
「その場で飲みます」と言ったら、テイクアウト用の紙コップなどではなく、ガラスの器で出てくるから。しかもこの器、キンキンに冷えてます!
その心遣いが素晴らしいじゃないですか。そして見た目的にも美しい。
あと肝心の味のほうですけど、ここの甘酒は売っているものを冷やしているんじゃなくて、本当にお店で作っているんじゃないかと思う。
それくらい甘みが自然で、薄いと言えば薄いし水っぽいんですが、米粒が大きいあたりとか、とにかく手作りで作っている自然な味がします。
実はこの後もう1軒違うところで甘酒を飲んだんですが、そこはお店の軒先で飲んだんですけど、紙コップだったし、よく見たらパッケージで店頭でも売っていて、これ絶対売っているやつを冷やしだだけでしょ…と思った。
しかも彦九郎さんほど冷えてない。
彦九郎さんの甘酒は200円で、そのお店は250円。
値段とか心遣いとか見た目の美しさとか、すべてのことを考えてもどっちを飲んで良かったと思ったかは明らかです。
ま、これも飲み比べてみないとわからなかったことではありますけど。
まとめ
あえてあまり調べずに気分だけで行った甘酒横丁でしたが、お店もけっこうあって、人もたくさんいて賑わっていて散歩しながら食べ歩きするには最高の街でした。
歩きながらコレだけ気になったけど。
至るところで鉢にホタテの貝殻が刺さってたけど、これは人形町の流行り…?
…
老舗のお店が多くて、人形町という名前を聞くと若い人は行きにくいように思うかもしれないけれど、全然そんなことはないです。
どのお店もお客さんにはみなさん気軽に声をかけているし、接客も丁寧で、そして優しいです。
街並みはキレイだし、品があるし、歩いているだけで心地いいので、ぜひ一度行ってみてください。