教わるということにお金をかける
早起きして1年4ヶ月目にして突然に熱が高まったランニングですが、ランニングウェアをけっこういいモノでかため、あとは走るのみ!という段階まできていた私。
まあそこでいきなり走ってしまうのもやる気を損なわずに継続するいいタイミングではあるんですが、早起きしてから色んなことを試し、自分なりの継続スイッチも見つけられたことで、「どうせ続けられそうなら、いきなり始めるよりも、最大限に効果を発揮しつつ続けたい」と思うようになり、今回のランニングもいきなり自分流で走るのではなく、まずプロのトレーナーに教わるという方法をとりました。
昔の私だったら100%こういう初心者用講座とか行かなかったんですけどね〜お金をケチって。あと「今すぐやるぞ!」というやる気を削がれる気もしたし。
でも家族に長年かけて
「何かをするときは初めが肝心」
「勉強するときの参考書と一緒で、何かを学ぶのにお金をかけるというのも必要」
「お金を出して最短距離で行けるならそのほうがいいじゃん」
と言われ続け、この1年でその考えがすっかり定着しました(だからランニングウェアもいいお値段したが躊躇しなかった)。
ランニング講座は受けて大正解だった
ちょっと前のブログで「ランニング講座受ける予定」と書いていましたが、無事に今回受講を終えてみての感想は、
とにかく「受けてよかった!!」の一言です。
ランニング講座は、Adidasやasicsのスポーツブランドやスポーツショップ、フィットネスジムなんかがやってますが、正直メニューを見るとそんなにやっていることに違いはなさそうです。
1回限りの単発だとおおよそ2,000円〜3,000円で、時間は2時間ほど。
私も1回限りの単発で、そのときは参加者が10人ちょっとで先生が1人、アシスタントさんが数人いて、先生から、はじめに“走るとは何か”ということ、ランニングするときの身体の動きといった座学を45分ほど学び、残り45分で実際にみんなで走ってみて、その間に先生がチェックするという流れでした。
合間に質疑応答や小話、最後にストレッチもありました。
2時間かけてランニングについての知識をたくさんいただいて思ったことは、これまでの雑誌とかネットからの情報やそれから自分なりに想像したことで、勝手に思い込んでしまっていたことが多く、しかもかなりの割合で間違っていたんだと気付かされました。
ランニング講座で特に学んだ2つのこと
今回のランニング講座は学びがとっても多くてあなたにもすべて教えてあげたいくらいなんですが、でもここはネットで誰からも見れてしまうし、人(先生)のテクニックでもあるので2つだけ紹介したいと思います。
まず1つ目として、みんながみんなランニングを本格的にやったらオリンピック選手のように同じかたちのきれいなフォームになることはないんだそうです。
みんな身体のつくりや動きというのは違うもので、あくまでその人が力を入れずにラクなフォームで走るのがその人に合った走り方だということ。
それをムリをして変えると、どこかしら身体の部分が痛むようになっているそう。
だから、ランニングをすると太ももの前が痛いとか、ふくらはぎが痛いというのは自分に合ったフォームができていたら起こり得ない症状だと。
もし走って痛くなるとしたら、おしりだけ痛くなるんだそうです。
私も今回先生に教わって、身体に余計な力を入れないようにやってみたら、見事におしりだけ痛くなりましたよ!これはすごく驚きだった。
…
もう1つは、フォームをその人に合ったものにすることで、例えば1歩で1cm前に進めるようになったら、フルマラソンだと1分縮められるという大きな差に変わること。
これは先生に計算の仕方を教わったんですが、
人が走ると
5kmで3,000歩
10kmで6,000歩
フルマラソンの42.195kmで25,000歩
くらいになるそうです(男女差や身長はこの際おいといてください。おおよその目安でね)。
なので、1歩で1cmの差があると、フルマラソンでは250mの差ができ、時間にすると1分ほど違ってくる。
だから、「どうせ同じ歩数を刻むのなら、少しでも1歩で前に進めるようにした方がよい、そのためにはより前に進みやすい、より疲れにくい自分にあったフォームにすべき」というのが先生の語ったことでした。
…いやーほんとそうだ。確かにそうだ。
そしてこういう風に数値に換算してみるというのが大事!
以前からこのブログでも書いていますが、自分が数字が苦手だから数値化できないし、頭が固いのでこういう思考がなかなか身につかないんですが、でも成長するためには必ず数値化して客観的に自分を見るのが必要になるんですよね。
他のことでもそれを知ることがありましたが、今回のこのランニングでも数値化の重要性を再認識しました。
これは座学なので、それこそ勉強と一緒で、自分では思いつかないことをお金を出して学ぶ大事さだなーと。
まとめ
もしあなたが今ランニングに少しでも興味があったら、今回のこの内容はちょっと「おっ」と惹かれたものだったんじゃないでしょうか。
すでにやっている人の中にも新鮮だった人もいるかもしれません。
そう、それくらい今回のランニング講座は学びが多かったです。
なんか先生が「腕はついてるだけでランニングでは最悪ふらなくていい」とか「しなやかな身体という言葉がどうかと思う」とかちょいちょい名言を挟むんですけど、それもやっぱりランニングのプロが言うからこそ説得力があるんで、いちいち新鮮で聞くたびに私は「はへー!」ってなってました。
最後に、実際にみんなで走っている時に唯一気になったことがあったんですが、それが“すでにランニングを普段している人が講座に来てて、先生に教わった上でもどう見てもあんまフォームきれいじゃないっていうか、バタバタ走っているように見えてる”のに、先生が褒めていたこと。
心の中で最初は「先生、いくらお客さんだからってあのフォームは褒められるものじゃないでしょ…」って思ってましたが、それは違うそうです。
本人が力を抜いてラクに走れていると感じていることが大事。
長年染み付いたその人なりのフォームというのはなかなか抜けないので、今日自分でこれがラクだと思ったフォームを続けていけば、次第にそのフォームに変わっていくから。
ということでした。なるほどね!長年染み付いたフォームというのがあるのかあ。
私はこれから本格的にランニングを始めようとしてたので、そういう意味でもまず講座を受けてしまえば、ムダなフォームがついてしまうことなくいきなり自分に合ったラクなフォームで、効果的に走れるようになるはず。
だから、もしランニングが全く初めての人も、もうやっている人も、できるだけ早い段階で一度ランニング講座を受けてみることをおすすめします。
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