Kindle Paperwhiteを家族と共用している
おはようございます。
10月はブログを移転してからというもの不具合つづきで1日ずーっとポチポチなにかしら修正していましたが、やっと落ち着いたので先週1週間の朝時間を使って、久しぶりに読書してました。
私はもうほとんど読書はKindle Peparwhiteのみになっていて、時間があるときに面白そうな本を探してダウンロードしています。
で、このKindleは家族とも共用しているんですが、先日なんか私が作業に集中しているときに後ろのほうで「◯◯の本が無料だからダウンロードしたい」みたいな声が聞こえて、生返事で「いいよー」と返したところ、後日Kindleを見たらマンガとか雑誌とかたくさん入ってました…。
まあいいんだけどさ、無料本だし、私のカードに請求がくるわけじゃないし。
Kindleのダウンロード一覧を人に見せることもないし。
でもさあ…ウシジマくんとかさすがに怖いからやめない?
私は読まないんですが(と言いつつ内容はおおまかに聞かされて知ってる)、入っているのを見るだけでビビります。
自分の書棚の凝縮版ですからね。
人材育成に関する本
そんな何でも入っている私のKindleですが、中にはマジメなのも家族にダウンロードされてました。
それが「人材育成担当者のための絶対に行動定着させる技術」。
ウシジマくんとの振り幅すごいね。
人材育成とか、私会社でも人事担当部署にいた事はないし、OJTもほぼやったことがないままきたのでこれまでの人生で研修というのはただただ受ける側だったし興味もなかったんですが、“行動定着”という言葉におやっとなり手にとったわけです。
会社の研修は給料や昇進に直結しないから真剣にやらない
しかし自分も会社にいて思うけれど、研修って本当にその後の仕事に役立ってるんでしょうか。
一応研修直後には報告書を提出しないといけないですが、私も含めてみんなキレイごと書いてるんじゃないかなあ。
勉強になりましたとか
今後の仕事に役立てたいと思いますとか
こういうところを直すべきと気付きがあってよかったとか。
著者の言っているとおり、そのときは立派な感想文を書くんだけれど、その気づきを後日の仕事にまったく生かせない。というか研修内容もほとんど覚えてない。
やっぱりね、それって給料とか昇進に直結しないからですよ。
給料や昇進にまったく影響しないのなら、そんなことより、目の前の雑多な事務や、打ち合わせに会議、他社との調整とか山積みになっているものを片付けないといけない。
だから逆に言うと、そもそも研修をこれから受けるという姿勢として、真剣に、まじめに取り組もうとする人なんてほとんどいないと思う。
私のまわりだって、来週のこの研修2時間なかったら直後の会議の準備がもっとゆっくりできるのにとか言ってますよ。
人事担当者の気持ち
はっきり言って、研修って企業としてはこんなに人生育成してますっていうパフォーマンスで、社員からしてみれば仕方なく参加させられるもの(そのあと資格が取得できるならいいけど)で、人事としては板挟みというかたちってずっと変わってないんじゃないかなあ。
もちろん著者の言うように、“今求められているのは、やりっぱなしにせず「行動」までつながる研修”(行動変容)なのかもしれない。
それは確かにそう思う。
この本は研修担当者に向けて書かれた本なので、現場の特に人事担当者から、研修をやったけれどその後の社員の仕事のフィードバックされていないという悩みを聞くとか書いてあります。
それはそうでしょうね、想像に難くない。
他にも希望制で募った研修に人が集まらないとか、研修中寝てる人がいたとか、研修に遅れてきた、研修報告書を出すのが遅いとかも聞きますから。
そういった研修を受ける側にはわからない悩みも人事担当にはあって、その上で中身のある研修をやりたい、研修して得たものを仕事に”行動定着”させたい気持ちもウソではない。
研修をする側と受ける側の気持ちは相容れない
会社って不思議なもので、研修を受ける側の社員が人事担当になることもあるし、その逆もある。
普通に考えたらお互いの気持ちがわかるんだから解決できそうじゃんって思いますよね。
でもなかなかそうはいかないらしく、あれってなんですかね、人事という立場がそうさせるんですかね。
自分の仕事をまっとうしなくちゃいけないみたいな。
私にはよく理解できないなあ…。
研修事業で食べている人には悪いけれど、私としては社員が能動的に受けようとする土台を会社全体でつくらない限り、どんなに研修事業側が頑張ってもその頑張りは届かないんじゃないかなと思います。
むしろ人事担当者とか社長の研修やったほうがいいんでないか。