最近筋トレ女性が増えてきた
ここ数年で一気にテレビやInstagramなどで筋トレしているモデルや女優をよく見るようになりました。
実際30代後半の私も、30歳を過ぎてから体力の衰えをひしひしと感じていて、この先の人生を楽しむには筋力をつけるしかないと思い、今年の夏からランニングやストレッチを始めています。
同時に、効率よく筋肉をつけるため、粉状になっているプロテインも飲み始めました。
プロテインというと、男性は筋トレをしている人も多くなじみがあると思いますが、筋トレが女性にも普及し始めているとはいえ、実際に飲む人はまだまだ少ない状態。
それに、売っているパッケージも“本気で身体を鍛える人”のためなのか?、女性用のおしゃれでとっつきやすい商品はまずありません。
プロテインというのは、英語で書くとprotein、これを日本語にすると「タンパク質」で、要は粉状のプロテインというのはタンパク質を摂取していることに他ならないのですが、女性はタンパク質の効果をまだまだ知らないように思います。
私はランニングを始めたころに、タンパク質を摂ることがいかに相乗効果があるかを知りましたが、タンパク質は単に筋肉を作りやすくしてくれるだけでなく、女性の身体にもとても効果があるものなんです。
タンパク質(プロテイン)は女性にもメリットだらけ
実際にタンパク質を摂るメリットとしては、
☑ お肌にハリが出る
が挙げられます。
こうしてみると、多くの女性の悩みを解決してくれるものであることがわかります。
筋肉・体力もほしいけど、お肌も若くなれるんだったらなるに越したことはないので、私はなおのことしっかりタンパク質を摂っています。
粉状のプロテインはまずいという女性も
まあタンパク質って言っても、一番メジャーなのは先に書いたとおり粉状のものですよね。
でも聞いたことがあるかもしれませんが、粉のプロテインって、それ特有の味が“いかにもプロテイン!“ってことで、マズイから飲みたくないという意見も。
個人的には最近のプロテインは本当にジュースみたいに美味しいし、ましてや牛乳で割らなくても、水で溶かしても全然問題なく飲めるんですが(ココア味は特におすすめ)、初めての人にとってはちょっと気がすすまないかもしれませんね。
プロテインは粉状のものだけではなく、食品にも多い
じゃあ粉状じゃなくて食べ物で摂るとなったら何があるか。有名どころだと
・卵(1個あたりのタンパク質:約7g)
あたりでしょうか。
特に鶏むね肉は量あたりのタンパク質量が多く、コスパも良いため筋トレをする人にとっては神食材となっています。
コンビニのサラダチキンが爆発的に人気なのもうなずけますね。
実はサバは隠れた高タンパク食材!
鶏むね肉はタンパク質が豊富だし安いのは良いんだけど、
☑ そもそも鶏肉が食べられない
こういう人にとっては向かない食材ですよね。
あとは卵はアレルギーがあってダメな人も。
でも、鶏肉・卵がダメな人でも食べられる高タンパクな食材があるんです。
それが、魚のサバ。
実際にサバ缶8種類を比較してみた
私もタンパク質について学ぶまで、まさか魚に多いなんて知りませんでした。あってもDHAとかEPAだろうと。
でも、サバは魚の中でも1位、2位を争うくらいの高タンパク食材で、鶏むね肉にも劣りません。
それに鶏むね肉と比べて調理しなくていいというメリットもあります。
そう、サバ缶でね!
ということで、今回私は、タンパク質を豊富に摂れて、かつ調理しなくてもいいサバ缶に目をつけて、自分が食べたくなるお気に入りのサバ缶を見つけることにしました。
というわけで、用意したのがこちらの8缶。
すべて私が近所のスーパーとコンビニを回って買ったものです。
いざ探してみたらこんなに種類があってビックリしたわ!
買う基準としては、基本的に水煮缶を中心に揃えることにしました。
同じ会社のサバ缶で、味噌味や醤油味などを作っているところもありましたが、味をつけてしまうと他の料理に転用できなかったり、そもそものカロリーが上がってしまったりするので。
(ちょっと遊び心でオイル煮なども入れていますが、まあサバって脂が多い魚だから似たようなものということでご容赦を)
単純にサバの水煮と言ってもあなどるなかれ。
サバのツヤ、かたさ、味と、本当にどれも違っていました。
今回はどれが美味しいとか食べやすいとか、そういう評価は入れませんので、サバの見た目、パッケージのおしゃれさ、タンパク質の量など、お好きな観点から見ていってください。
それではどうぞ〜。
注:写真の栄養成分表示は内容量当たりになっていますが、100g当たりで再計算しています。
サバ缶8種類のタンパク質・エネルギー・脂質の量など
まず1缶目は、セブンイレブンの商品から。
【価格】138円(税込み)。
【購入場所】セブンイレブン
【名称】さば水煮
【原材料名】さば・食塩
【固形量】140g
【内容総量】190g
【栄養成分表示(100g当たりに再計算)】エネルギー255kcal・タンパク質16.0g・脂質21.2g・炭水化物0.0g・ナトリウム632mg
固形量とあるのは、水煮だけに水分があるので、それを抜いた重さのようですね。
気になるタンパク質は100gあたり16.0gでした。
サバは脂分が多い魚ですが、このセブンイレブンのサバ缶は比較的あっさりしていました。
2缶目は、マルハニチロ。
【価格】159円(税込み)。
【購入場所】マルエツ(スーパー)
【名称】さば水煮
【原材料名】さば・食塩
【内容量】190g
【栄養成分表示(100g当たりに再計算)】エネルギー169kcal・タンパク質14.4g・脂質12.4g・炭水化物0.2g・ナトリウム386mg
このサバ缶の中は白っぽく、水分も多め、なので脂分が少なめです。
カロリーや脂質が他と比べて低いのを見てもらってもそれはわかりますよね。
タンパク質は100gあたり14.4g。
またもやマルハニチロです。
1個はスーパーで、1個はコンビニで買ったものが結果的に同じ会社だったことに帰ってから気づきました。
【価格】258円(税込み)。
【購入場所】明治屋(スーパー)
【名称】さば水煮
【原材料名】さば・食塩
【内容量】200g
【栄養成分表示(100g当たりに再計算)】エネルギー207kcal・タンパク質15.3g・脂質16.2g・炭水化物0.0g・ナトリウム366mg
同じ会社の同じサバ缶だからこそ楽しめる要素もあるわけで、2番目と3番目のサバ缶の何が違うかって言ったら、2番目の方がカロリーとして低く、その割にタンパク質量は低くなってない、ということでしょうか。
確かに開けた状態のものを上から見ても、こちらの3番目の方が若干脂が多いしね。
Vマーク商品とは、電車の私鉄系スーパーマーケットで取り扱っている商品です。
【価格】149円(税込み)。
【購入場所】地元スーパー
【名称】さば水煮
【原材料名】さば・食塩
【内容量】190g
【栄養成分表示(100g当たりに再計算)】エネルギー111〜300kcal・タンパク質15.1g・脂質5.6〜26.4g・炭水化物0.0〜0.4g・ナトリウム309mg
なんかエネルギーや脂質にだいぶ開きがあるんですけど、これは…。
おそらくサバの部位によって脂分が多いとか少ないとかあるんでしょうね。
女性的には脂質多かったらイヤだし、選ぶのに躊躇しそう。
しかしタンパク質量が変わらない不思議!
ということは、部位によってタンパク質量は変わらないという理解になるんですが、合ってる?
5缶目からちょっと高級路線に移ります。
ミヤカンとは、宮城県の缶詰工場でしょうそうでしょう(製造所が宮城県気仙沼市)。
【価格】278円(税込み)。
【購入場所】ファミリーマート
【名称】さば水煮
【原材料名】さば・食塩
【固形量】120g
【栄養成分表示(100gあたり)】エネルギー194kcal・タンパク質15.2g・脂質14.8g・炭水化物0.1g・ナトリウム280mg
非常に水分が多い缶でした。
でもこれだけの水量に浸っているのにもかかわらず、煮崩れしていないしっかりとした固さ。
そしてお値段に比例するのか、さっぱりしたクセのない味です。
青魚の脂っこさが少ないほうがいい人におすすめですよ。
青森県八戸市から登場のサバ缶。
【価格】378円(税込み)。
【購入場所】地元スーパー
【名称】さば水煮
【原材料名】さば・食塩
【内容量】200g
【栄養成分表示(100g当たりに再計算)】エネルギー207kcal・タンパク質15.2g・脂質16.2g・炭水化物0.0g・ナトリウム312mg
味の評価はしないと先に書きましたが、これだけどうしても。
この八戸前沖のサバ缶、ちょっと群を抜いて美味しいです。
そして身が缶にギッシリ詰まっている上に煮崩れしていないから、箸で一切れ持ち上げたときの形が美しい。
これは後に出て来るサバ缶レシピのカレーなどにはせず、ぜひそのままの見た目を生かした食べ方をしてほしいです。
7缶目は長崎県(加工地)から。
【価格】313円(税込み)。
【購入場所】自然食品の店
【名称】さば水煮
【原材料名】さば・食塩
【固形量】140g
【内容総量】190g
【栄養成分表示(100g当たりに再計算)】エネルギー143kcal・タンパク質20.7g・脂質6.6g・炭水化物0.3g・ナトリウム319mg
これが8缶の中で一番あっさり&上品な味わいです。
それはカロリーと脂質を見ればわかっていただけるかと。
なのに内容量100gあたりのタンパク質が20gと、タンパク質だけで見たら最も多いサバ缶です。
最後はイレギュラーに水煮ではなくオイル煮ですが、個人的に一度食べてみたかったので入れてみました。
【価格】388円(税込み)。
【購入場所】北野エース(スーパー)
【名称】さば水煮
【原材料名】さば・オリーブ油・食塩・酒・野菜エキス・調味料(アミノ酸)
【内容量】170g
【栄養成分表示(100g当たり)】エネルギー299kcal・タンパク質17.2g・脂質24.3g・炭水化物0.3g・ナトリウム205mg
オイル煮だけあって、お酒のおつまみとして最高です。
水煮缶と比べると、オイルでコーティングされているので持ち上げても全然型くずれしないし、見た目にもメリットあるんだなーと感じました。
ほんのり味がついているので、水菜と一緒にサラダ風にしても良いかも。
おすすめの簡単サバ缶レシピ
いかがでしたか。
食べてみたいサバ缶は見つかりましたか?
見つかったなら書いたかいがあるので私もとても嬉しいのですが、最後にひとつ、アドバイスがあります。
私は今回、見て比較、食べて比較をしたので8缶を一切れずつ食べながらやっていたんですが、最後のほうはかなりお腹いっぱいでした。
正直なところとして、
・1缶を
・水煮そのままで
・1回の食事で
・一人で食べる
のは女性には相当キツいです…。
なので、あなたが女性で、ひとりで食べようとするときは、せめて調理して他の料理に転用するか、そのままであれば1日のうち複数回に分けて食べるのをおすすめします(分けても1日で食べたらおよそ30gのタンパク質が摂れていることに変わりありません)。
調理して食べるのなら、飽きが来ないようにいくつかレシピをご紹介しますので、良かったらこちらも見てみてください。
時短でできて、かつ揃える食材が少なくて済むものばかりです。
・サバ缶のレモンマリネ(調理時間3分)
・サバのトマト煮(調理時間10〜20分)
・サバ大根(調理時間20分)
・サバ缶トマトカレー(調理時間30分)
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