人は身についている習慣にすがる
“不安があるときや疲れているとき、人はその良し悪しにかかわらず、身についている習慣にすがろうとする”。
これは私が先日読んだ習慣に関する本の中で書かれていることです。
どういうことなのか例も抜粋すると、“健康的な朝食をいつも食べている学生は試験期間中も健康的な食生活を送ったのに対し、その習慣のない学生は、試験期間中に不健康な食生活を送った”というものです。
これ、早起きをして1年の私にもそっくりそのまま当てはまるんですよね。
疲れているときは習慣の“早寝”に頼る
私の場合は、例えば疲れているとき。
山盛りの仕事を処理するのに忙しかったり、仕事でイヤな人とも調整しないといけなかったり、体調が悪いときですかね。
仕事の忙しさで言えば、4月の第1週とか、あと昨日もGW前だからいい気分で終えたかったのに、最後まで面倒くさい案件が多くて多くて!辟易してました。
こういうとき、私はすっかり早寝に頼るようになりました。
早起きをするということはイコール早寝で、私はだいたい21時30分か、遅くても22時00分には布団に入る習慣ができていますが、この疲れているときはそれよりももっと早く寝ようとします。
先週の体調の悪さと昨日までの仕事が忙しかった間、この1週間くらいはずっと21時に寝てました。
なぜなら、早く寝て朝日を見ると脳も身体もリセットされて、心がすっきりするであろうことがこの1年の習慣になってわかっているから。早くそうなりたくて、早く寝るんです。
寝て起きたらなんとかなる。またいい1日が始まると思える。
不安なときはブログを書く習慣に頼る
次は不安なとき。
自分の家族に心配なことが起きたときや、自分が仕事で予期しないことがあってその対応に追われ、果たしてその行動で合っていたのか後になって考えたとき。
あとは飲み会に言ったけどなんとなーくモヤモヤ感が残ったときもこれにあたりますね。
そのことが頭を離れないので、いつもの行動をしていても実は上の空。
食事も食べたんだか食べてないんだか、ニュースも見てはいるけど全然頭に入ってこない。
まあだいたいそういうときって何してもダメなんですよね。
なので、心の中が不安に包まれたときは、私はとにかくブログに書くようになりました。
このブログも早起きとほぼ同時に始めたのでもう1年。毎日書いているし、すっかり朝の習慣です。
不安な気持ちの流れは、はじめは上手く言葉にできないんですけど、パソコンに向かってちょっとずつ思いついた単語を書いていくうちに自分の本当の気持ちがだんだん出てきて、最後はバーっと一気に書き上がったりしてます。
もうでも最近は書いている途中でも、ああなんか書き終えたらスッキリするんだろうなというのも頭の片隅で想像できるようになっているし、実際そうなるので、半分書いた時点で不安は消えてるんでしょうね、きっと。
まとめ
ここで最初の“習慣にすがろうとする”ですが、私は自分が不安定なところに置かれると早寝とブログに頼るのは、通常の、ニュートラルな自分に早く戻りたいという軌道修正の気持ちが働くからだと思います。
そして今は幸いなことに、この2つがとても良い習慣なので、その習慣にすがれば、戻ろうとすればすぐに心身ともに健康的な自分に復帰させることができます。
でも以前の私はそれができなくて、人間関係や仕事で悩むとすぐに友だちと飲みに行ってグチを言ってスッキリした気になっていました。
それが“普通”だったし、そういう方法しか知らなかったから。
でもそれは今になってハッキリとわかります、良い習慣じゃなかったなって。
本当に本に書かれているとおり、“その良し悪しに関わらず”すがってしまうんですよね。
不安なときや疲れている時はいつもより確実に正常な判断力を欠いている、だから無意識にいつもの行動に走ってしまうんじゃないかと。
私は良い習慣も悪い習慣もどちらにもすがってみて、本当にその後の結果が全然違うのでビックリしています。
わかったからこそ、これからは、いつかまた不安になったとき、疲れたときに良い方向に無意識にすがれるように、別の良い習慣も増やしたいたいなと思ってます。
“どんな習慣を形成するかを意識することがとても重要になる。それにより、ストレスを感じたときに、状況を改善させる行動に出るか、悪化させる行動に出るかが決まる”。
…
今気になってるのは身体づくりですかねえ。
ジムに頻繁に通っていたときは、身体を動かすことで脳までもスッキリするというのがわかって感動したものでした。
あの感動をもう一度感じたいと思うのと(同時に面倒くさいのもあってなかなか踏み出せないんだけど…)、年齢的にケガをしにくくなるように、高齢になっても元気でシャキシャキ動きたいから今から身体をつくっておこうかなという気持ちもあります。
身体を動かす習慣があれば、「悩んだときはまず走る!」という選択肢ができる。
…という爽やかな動機は20%くらいで、正直言うとムカついたときのためにボクササイズをやりたいというアグレッシブな気持ち80%(これは良い習慣なのか)。