上司の決断疲れ
おはようございます。まる(@hayaokimaru1)です。
昨日ふとしたときに、これまで感じてきたことがいっぺんに重なって「あっ」って思ったので、そのときの思いを短くスマホに残して今朝のブログで書こうと考えていました。
全然着地点もなく、流れも無視した内容なんですが、それを承知のうえでお読みください。
…
この1年くらいでしょうか、私の直属の上司が前より疲れているように見えてきて、異動してしばらくたち仕事に慣れたからというのもあると思いますが、それ以上に近くで話を聞いていて思うのは、
「上司というのは決断しなくてはいけないことが多くて、そのことに疲弊している」のではないかと。
私は性格上良くも悪くもけっこう自分で決めて自分で動いてしまうので、上司に相談するときは珍しがられるんですけど、周りの人は「え、それ聞く?」というレベルのことまでその上司に相談してたりします。
上司は優しく誰に対しても平等に接する人なので、どんな内容に対しても無下に断ることなく、相手の明らかに「それあんたが考えるのめんどくさいだけでしょ」案件にも懇切丁寧に返している尊敬にやまない人なのですが、ずーっと見てくると、実はその返答にも私がいままで気づかなかっただけで濃淡があることがわかってきました。
そして、さらに観察していると、この1年くらいでだんだんと返答することに疲れているような、それ以上の「そのレベルに対して考えることすらめんどくさい」という一旦受け取る前の段階ですでにそういう雰囲気を感じるようになってきました。
でも確かにそう。
私でさえ「そんなの自分で考えろよ」程度のことを、なんの躊躇もなく上司に相談している人がけっこういる。
それってつまり、自分で考えるのが面倒くさいから、疲れるからその上司に丸投げしているだけ。
上司の脳みそと労力を盗んでいるようなもんです。
で、ビジネス本とか読むと、「上の役職の人間がやることは方向を示すこと、事業のすすめかたについて決断すること」と書いてありますが、確かになんでこう書かれているかわかる。
方向を示すのは置いておいて、ここで言いたいのは“決断すること”。
そう、決断するのって実は超疲れる。
だから、その超疲れることをするのがエラい人たちの役割なんだと。
下っ端の人間から見れば「上司なんてただ椅子に座って決めてるだけ、実務をしてる自分たちのほうがずっと疲れてる」と思うかもしれない。
でも私は今の上司を見ていて思いますわ、あんなに毎日毎日どうでもいいことから緊張を強いられるレベルの難しい問題まで決めて決めて、決断の連続なら、まだあんま考えずにできる実務のほうがいいだろうって。
そらシャチョーも実務3割、あとは考えるのと決めるのが仕事っていうのもうなずけます。
家族も決断の連続中
さらにうちの家族を見ていても、あ、最近かなり忙しくてですね、彼の方もここんとこ決断決断の連続で、すごい疲弊してるんですよ。
予想以上の梅雨の繰り上げで、私が「よっしゃ夏来た!遊ぶで!どこ行くか」ってなっても、全然テンションが一致しません。
むしろ週末にどこに出かけるかを決めるのも疲れるみたいで、あんなに計画好きな人間が私に丸投げするなんてまずありえないんですよ。
それだけ疲れているんだということで現在夏の予定はほぼこっちが組んでいるんですが、上司といい、私の家族といい、決断することがこんなに疲れるんだなと思うとしょうがないよねって思います。
そして、人の“決断できる熱量”というのはあらかじめ決まっているのではないかとも感じるようになりました。
先に話した、上司に一から十まで相談する部下は、とにかく決断できない人。
決断するのがイヤということもありますが、そもそも決断することに疲れやすい=ストレスになる人なんだと見ていて思います。
だから普段の仕事も答えはあいまい、相手の質問をオウム返しにしたり、決定打を放たないまま「〜ですかね??」でよく終わる。
そして熱量高めの私の上司と家族は普段はサクサク決められるけど、今はいっぱいいっぱい。
なので、そばにいる私は今余裕があるので、あまり二人に決断というのものをさせないように、ただ完全スルーは問題あるから、適度に報告、タイミングずらすなどしてます。
まとめ
そう、今の私は精神的に余裕があるためそういう対応ができてるんですが、おそらく熱量高めの私でさえもダメなときはもちろんありまして、昨日は決断できるだけの材料を欠き、かつ今までにない想定外のことが一気に起きて、そのことにかなりモヤッとしてました。
(こういうときランニングってほんといいね!心身ともにスッキリするわ)
昔から、「いつか○○という事態が起きたときのために想定問答作っておこう、こういうシチュエーションになったらこう対応しよう」っていうのをずっと考えている人間なんですが、それもこれも、
“想定外のことが起きてそれに対応できず、決断できない状態に耐えられないから”なんじゃないかと、上司と家族と昨日の自分を考えたときに思いまして。
せっかちな性格なのも、モヤモヤ決断できないものを抱えているのに耐えられないから。
だから早く合ってても間違ってても結論を出して投げ出したい。そういう現れなのかもしれません。
(ってことは熱量低いのかな…いや、でも周りに比べたら自分で決めてやること多い)
それに現代の仕事デキる基準である“仕事は締め切り間に合わなくて100%で提出するより、60%でも良いから締め切り前に出したほうが結果的に評価が高い”のを、これぞ好都合と自分にあてはめたツモリになっているんじゃないかなーなんて。
脳みそメモリ256MBだしね、私。
ものごとを一度にたくさん考えたり、案件を抱えることができないからそうなったのもあるかも。
…
ほらね、オチないでしょ。
でも昨日から考えたことを吐き出せてスッキリしました。
あと、人によって決断の熱量は違うことも書くことでしっかり認識した。
やっぱり私は同じ熱量の人たちと過ごしたいな!ってこともね。