早起きは損する?
元旦や4月の入学・入社の時期、また、新しい環境に入ると「これからは早起きして毎日充実した生活にしたいな〜」って思ったり、実際にためしてみた人もいると思います。
でも同時に、こんな疑問もよぎったんじゃないでしょうか。
・早起きにチャレンジしたけど損しかなかったからやめた
・なんか意識高いだけの感じ
・早起きは長生きできないって聞いたけど
ここではそういった疑問に答えます。
この記事を読めば早起きが損かどうかがわかる
具体的に、以下のことについてわかるようになっています。
・あなたが早起きして損したと思う理由がわかる
・早起きしてる人のイメージと実際の生活の違いがわかる
・自分が早起きに向いてるか向いてないかがわかる
このブログを書いている私、まる(@hayaokimaru1)は、2016年2月から早起きしてます。
早起きをはじめる前までは朝7時に起きていましたが、それを6時30分にちぢめたのを皮切りに、現在は毎朝5時です。
具体的な早起きのデメリット(損したと思うこと)
これはですね、早起きをはじめた人全員、100%みんなが感じることです。
初日はやる気がみなぎってるんですけどねえ。
初日はなんとか乗り切っても、2日目の夜が前までの習慣が残っててなかなか眠くならない。
早く寝つけない。
そのせいで2日目が寝不足になり、ちょっとモチベーションが落ちる。
そして2日目も乗り切っても、3日目にはもう…
身体が健康でないと、精神も健康にはなりませんから、だんだん気持ちもネガティブになって、
「そういえばなんで私は早起きをはじめようと思ったんだっけ?」となり、
3日目の夜には「なんか早起きしてもいいことないわ〜、むしろ損した気がする!」って思う。
本当はやりたいこともあったし、健康になって、前より自分を好きになれると思ってたんですけどね。
だいたい続かない人のパターンが、「一気に時間を早めすぎること」です。
例えば毎朝7時に起きていたのを6時に早めても、その日の夜にじゃあ1時間早く寝られるかというと、そうはならないと思います。
1時間寝不足になるだけじゃないでしょうか…。
なのでポイントとしては、最初は10分早めるくらいにとどめること。
はじめの1週間を6時50分に起きるようにして、それができたら次は6時40分を1週間、またそれができたら6時30分に…という具合にしていきます。
「早起きしようって決めたのに、たった30分だけ早めるのに3週間なんて待てない!」と思うかもしれませんが、大丈夫。
人生は長いです。
これまでの数十年早起きできなかったんだから、いまさら3週間なんて一瞬ですよ。
しかも今できたら、このあと残りの人生ずっと早起きなわけですから。
これは私も最初のほうでありました。
午後2時にはもう眠かった…
ただ、これを乗り越える方法もあります。
仮眠は長すぎると逆にデメリットになるという研究結果もあるので、短い時間でいいと思います。
私は午後2時に眠くなるのが数日早起きをしてみてわかったので、会社のお昼時間に10分だけ席で目をつぶってました。
完全に寝るまでは必要なくて、目をつぶってリラックスしてるだけでもぜんぜん違いますよ。
これが個人的には1番むずかしかったです。
結局、早起き自体は家でひとりでするからいいけれど、それまでの仲良かった飲み友だちとの飲み会を途中でぬけたり、深酔いしないように途中から飲むペースを落としたり、最後のほうは飲み会すら行きませんでした。
会社の飲み会も、それまでは「こういうときだからこそ、普段あまり話さない人とゆっくり話せる機会だ!」って思ってやってきましたが、異動のあいさつの飲み会以外ではもうほとんど参加してません。
人によっては、これがもっとも損したと感じるところでしょう。
「つきあいが悪いと嫌われるんじゃないか」
「飲み会でしか話せないマル秘な内容を聞き逃してるんじゃないか」
と心配になっていませんか。
逆に、飲み仲間とはちがう友だちができて新しい世界が広がることもある。
私は、結果的に飲み友だちとの付き合いがほとんどなくなりました。
でもそれで困ったことは何一つなかったし、残った友だちは友だちで、私がもう飲みすぎないこと、夜遅い時間になる前に帰ること、をわかってくれた上で付き合ってます。
しかも今ではその友だちでさえも「歳とったのか飲みすぎるとつらいし」と飲むペースが私と近くなってきました。
それから、早起きすると朝がいちばん元気になるので、朝しかやっていない、いわゆる朝活的なものに参加できます。
…
飲み会などではなくて、家族がいる人で「自分だけ早起きになっても家族が寝てるので音をたてたりできないのが不満」という人は、それこそ資格の勉強とか、読書、ドラマをイヤホンで観るという手もあります。
外に出て身体を動かしに行けば、なおさら音は気になりませんね。
これもよく聞く話ですね。
・頭が痛くなる
・吐き気がする
・胃が痛い
・クラクラする
など、人によって症状はマチマチです。
これに言えることは
ただ先ほども言ったように、早起きをはじめようと思い立っていきなり初日から1時間も早めるのはおすすめできません。
ちょっとずつちょっとずつ身体に慣らしていくのがコツですから。
個人的には「いつもより10分早めただけでも頭痛が…!」っていう可能性は低いと思いますが…。
長生きできないという話もあるものの、人それぞれ体質もあるし、現れやすい疾患も違います。
早起きのイメージと実際の姿
次に早起きしている人のイメージが「完璧を目指そうとしている」「意識高い」と思う人も多いでしょう。
だいたい意識が高いと思われそうな早起きの人って
・ランニングして
・筋トレ or ジムに行って
・シャワーに入って
・朝ごはんはサラダだけ、炭水化物はとらない
っていうイメージじゃありませんか。
もちろんそういう人もいるでしょうけど、実際には家族がいる人はまず自分だけのペースで朝を過ごすことが難しいですよね。
また、ジムに行くのは、女性の場合そのあとの化粧など身支度がめんどうくさい。
朝ごはんも自分で毎日サラダを作るっていうのはハードルが高いですよね。
サラダって材料費がけっこうかかるし。
では実際にはどうなのか、具体的な体験談としてまず私の早起きの過ごし方を紹介します。
2019年の時点での私の早起きスケジュールは、だいたいこんなふうにルーティンになってます。
5:10 スマホでニュースとLINEやメールを確認
5:15 ティファールでお湯を沸かして白湯を1杯飲む
5:20 家族のお弁当つめ
5:30 パソコンをつけ、布団をたたむ
5:35 コーヒーをいれる
5:40 家族を送り出す
※5:40〜6:10の間に
・ご飯を炊く
・夜の味噌汁定食をつくる
・床掃除
・洗濯
・猫トイレの掃除などもあり
5:45 株価、Twitterなどをチェックしつつ
ヨーグルト、バナナ、チョコなど食べる
5:50 英語の発音or単語帳チェック
6:20 猫にせがまれて遊ぶ
6:30 ブログを書きはじめる
7:05 ブログをアップ
7:10 パンを焼く
7:30 英語の残りをやるか、ネットサーフィンしたり動画見たり
7:45 身支度
8:00過ぎ 家を出る
こうやって見ると、ぜんぜん意識高くないですよね。
英語の勉強をはじめたのも今年からですし、早起きした時間ずっとやっているわけではありません。
自分の中では朝は20分、長くても30分と決めています。
雑多な家事も多いし、朝から栄養満点なものを食べているわけでもありません。
この過ごし方で「早起きしても大したことやってない」と思うかは人それぞれですが、ただ1つ言えることがあって、それは
理想の早起きの過ごしかたができないからってやめない
理想を高く設定しすぎると、どうしても
「あれができなかった」
「効率よく時間をすごせなかった」
って、マイナスな考えばかりになって、結果的に自己嫌悪におちいる=損した!となって早起き自体をやめてしまうと思うんです。
毎日ちょっとしたことでも、それが1週間、2週間、1ヶ月、半年、そして1年続いたら、ものすごい成長してるんですよ。
だから目標を高くかかげすぎず、意識はひくーく持って!続けるのがポイントです。
あなたは早起きに向いていそうですか?
意識が高いと言われる人の早起きスケジュールと、私のような地味にすごしているスケジュールを見比べてみてどうでしたか。
早起きに向いているorいない というのは、その人の体質として朝型か夜型かというのもあると思うので決めにくいのですが、なんとなく読んでいて
「10分なら早く起きられそうだな…」ってちょっと思いませんでいた?
早起きって、結局人とくらべるものではなくて、今までの自分の朝の時間とくらべることです。
例えば、
「朝にクイックルワイパーだけはかけたい!」
「英単語を10個だけ覚えたい!」
というのであれば、10分あればできるわけで、それでも早起きしてあなたの朝を前より充実させていることには変わりません。
これまで、早起きは損かトクかで見てきましたが、最終的には
ちょっとでも“こういう自分になりたいな”という姿に近づければOKなんだと思います。
私が早起きをはじめたときによく思ったのが “思い立ったが吉日” でした。
もしあなたもこれを読んですこしでも早起きしてみようかなと思ったら、ぜひチャレンジしてください。