手取り15万円の毎月の貯金額は?平均額も中央値も関係ない

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手取り15万円の人の毎月の貯金額はいくらにすべきか

毎月の貯金額をいくらにすべきか悩んでいる人は多いと思います。

・収入が低くて貯金ができない

・ついついお金を使ってしまい手元に残らない

・はじめは頑張るけど途中で挫折してしまう

よく言われるのは

・給料の25%を貯金

・月5万円を貯金する

・年100万円貯金する

というものですが、これでははじめてもすぐに挫折してしまうと思います。

ここ5年間で毎月欠かさず貯金してきた私、まるも、昔は貯金ができない体質でした。

でも試行錯誤した結果、貯金ができる体質に生まれ変わりました

貯金ができるようになるために大事なことは以下のつぶやきのとおり。

貯金に大事なのは毎月の決まった額でも年の目標額でもなく、手取り額に対する率

まず結論から言うと、貯金していくのに大事なこと

・収入が少ない人は目標を高くしない

・毎月3万円、5万円と額を決めて貯金しない

・年の目標額もつくらない

・手取り額に対して”割合”で計算して貯金していく

1つずつ説明します。

収入が少ない人は目標を高くしない

貯金する方法はいくつかありますが、一時期言われていた王道というのが、

「手取りの25%を貯金する」というもの。

でも、これには問題があります。

それは、日本の税金は上がっていっているということです。

しかも2019年10月からは消費税が8%→10%に上がり、税金がさらに押し寄せます

こういう中で、手取りの25%を貯金することがいかに苦しいかは、計算してみるとわかります。

(手取り15万円の場合)

15万円✕25%=37,500円

 

ですね。

15万円ー37,500=残り112,500円

残り112,500円!

これでは家賃と光熱費を払ったら手元にお金が残りません

それなのに、「毎月○万円貯金したい」というのはムリがありますよね。

なので、まず収入が十分でない人は、目標貯金額を高く設定しない、ということが大事になってきます。

ムリして高く設定しても、せいぜい1,2か月続いてそのあとは生活が苦しくなってやめてしまうでしょう。

ポイントとしては、いちどすべての生活にかかるお金を洗い出してみることです。

この計算がちょっと怖くて目をそむけたくなるかもですが、でもこれから貯金体質にしていくにはとても大事なので、必ずやってみてくださいね!

毎月3万円、5万円と額を決めて貯金しない

目標を高くしないと同じくらい大事なのが、

「毎月○万円貯金する」と”額で決めることです。

貯金の習慣がついていない人がいきなり額を決めて貯金するのはハードルが高すぎるんです。

毎月貯金額が決まっているのは貯まっていく総額がわかって、貯める人としてもワクワクして楽しいんですけどね…。

でも額で貯めていくデメリットは、解雇や転職によって収入が変わったときに、また設定し直さないといけないことです。

仕事が変わるということは、つまり住むところ=家賃や通勤経路、いつもいくスーパーなどが変わるということで、結果すべての生活費の見積もりが変わってくるということ。

生活習慣や生活費が変わるのに、貯金額だけ固定したまま、というのはムリがありますよね。

再設定するのも頭を使うので、貯金に大事な”自動化”に向きません

年の目標額もつくらない

年の目標額のいちばんの問題は、

「その月にマイナスになっても、翌月や年末に帳尻をあわせればいいや」と思ってしまうことです。

マイナスを先送りしても、翌月で埋め合わせができる人ってどれくらいいるんでしょうか。

私も毎月一定の貯金はしてますが、予備費に入れた部分のお金はすぐになくなってしまって結局毎月残りません。

年ベースでやりくりを進める人もいますが、そもそも3か月のやりくりを想定できない人が1年ペースでできるわけありません。

短いスパンでキッチリやりくりしていくことを目指しましょう

手取り額に対して”割合”で計算して貯金していく

ということで、ここまで貯金が苦手な人によくある話をしてきましたが、自分の経験も含め、この方法がもっとも続くやり方だと思います。

手取り15万円✕(貯金したい割合)=貯金額

です。

私の場合は、最初にあったよくある25%貯金を参考にして、端数の分を繰り上げて26%にしました

これは生活費をすべて引いて、さらに冠婚葬祭などの予備費を引いてもやっていけると考えて決めました。

予備費は大事ですよ。

生活費と貯金だけで毎月やっていける人なんていなくて、急な病気とかお祝い費なんかもあるので、必ずつくっておきましょう。

まとめ

ということで繰り返しますが、毎月貯金していくのに大事なことは、

手取り15万円✕(貯金したい割合)=貯金額

です。

それから、最後にもうひとつ大事なことを。

それは、同年代や同じくらいの年収の人の平均値や中央値は、調べてもいいけど参考程度にしましょう、ということです。

それぞれ住んでるところの家賃や環境、家族構成はちがうもの。

同年代だから

同じ収入だから

という1つの指標だけで比較するのは意味がありません。

また、もし貯金が続かなかったとき、「あの人は続いているのに」「あんなに貯まってるのに」など、余計な焦りを生むだけです。

貯金額は他人と比較するものではないし、そもそもあなたが将来のために必要な額だけをとっておけばいいもの。

つつましく暮らしていくならそんなに大金もいりません。

なので、自分に合ったペースで、それが続いた結果、気づいたら貯まってたというのがベストですよ。

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