連休前の悩み、それが猫の病院
おはようございます。まる(@hayaokimaru1)です。
先日”楽しくない三連休”と書きましたが、それはやりたいことではなく、やらないといけないことだらけだったからです。
中でも1番悩んでいたのが飼い猫の3種混合ワクチン接種のために病院に連れて行かないといけない問題。
去年の8月に保護猫を引き取ったんですが、これがまあ臆病で、ふだんからちょっとした物音とか人間のイレギュラーな動きにも敏感だし、フーシャーはしないけどとにかく逃げる!籠もる!
引き取ったときに保護親さんに「落ち着いたらワクチン接種に連れて行ってくださいね」と言われていたものの、実際にやろうとしたら、捕まえても引っ掻く、すり抜けようと死ぬ気で逃げようとする、めちゃくちゃ泣く、のオンパレードで、それはそれは大変な事態だったんです。
今日はそんなビビリで神経質で、でも飼い主からしたらとってもカワイイ猫ちゃんをどうやって病院にサクッと連れていけるようになったかのお話です。
初回の猫のワクチン摂取ですっかり人間もトラウマに
猫のワクチンね。
本来であれば去年飼い始めたときにすぐにワクチン接種をしたいところでしたが、まず夜泣きとか人間に慣れてくれない、ご飯食べてくれないという状況だったので、とてもじゃないけど病院なんて行けませんでした。
それを数ヶ月かけて関係を築き、スリスリしてくれたり布団の中に入ってくれるようになったところで、このまま年内を終えるのはちょっと…ってことで先月に第1回目に動物病院に行ったんです(ワクチン接種は2回に分けてやらないと効果がないんです)。
でさ、12月の時点で、「今日こそは…今日こそは連れてくぞー!」と意を決したのがよくなかったんでしょう、雰囲気でソッコー飼い主からやばいものを感じ取った猫がそれは暴れて暴れて大変で!
土曜日の診察で予約してたのに30分もキャリーに入れるのに格闘したから遅れてしまったし、人間も疲れて…。
猫、ビックリしすぎておもらししたしね。
先にキャリーを買っていて、リビングに置きっぱなしにしてたから慣れて入ってくれるだろうと思ってたのが間違いだった!
全然入ってくれなくて爪でひっかかれまくり、私はけっこうな流血しながら病院行ったし、でもよく考えたらそういう臆病猫ちゃんがどうやったらキャリーに入ってくれるかを事前にネットで調べておくべきだったんですよね。
で、1回目の悪夢の時間があってから、家族はすっかりそれがトラウマになり、猫が超嫌がってること、人間も大変な思いをすること、病院に遅刻して申し訳ないこと、病院の診察室でも逃亡をはかり大捕り物があったことで、12月の診察が終わった時点で、次の1月の2回目をこなさないといけないことが彼にはとってもストレスだったっぽい。
こういう経緯があって、私としてはその重いイベントを三連休にやること自体が心の重荷になるし、せっかくの連休を楽しめないのは家族もかわいそうだし私も疲れるわーと思って、金曜日の仕事の帰り際、急に「よし今夜病院に私ひとりで連れて行こう。今日終わってしまえば三連休は気が楽になる」と、それをやったわけです。
(病院は土日祝日のみ要予約で、平日はいきなり行って大丈夫)
1回目の失敗があったせいで、そのあとかなりググったら、「ハーネスをつけると良い」とありました。
ただし普通のハーネスはうちの猫みたいに死ぬ気で取ろうとするとスポッと外れてしまうことがあるので、小型犬が使うような胴体と首両方を巻きつけ、背中の部分からリードが出てるものにしてみました。
暴れる猫に効果的な二種のグッズ
これが超ヒット!
ハーネスって元々は犬を散歩させるときにつけるものですが、最近だと飼い猫を外で散歩させる人もいるらしく、口コミでも猫飼いさんも使っていました。
ただうちと同じように暴れる猫につけるときは、普通の犬の散歩のような、両手をハーネスの胴体部分の輪っかに入れさせるタイプじゃダメです。
神経質な猫はその時間さえも待ってくれません。
高速で逃げられてしまうので。
「ちょっとなんか紐を持った飼い主が近づいてきたな〜」くらいの感じで警戒心が薄い段階でサクッと着けないと間に合わないので、首と胴体に人間が手を回してカチッとはめるだけで装着できるタイプがおすすめです。
うちの猫は寝起きでまだボーっとしているところを私にだましだまし装着され気づいたときには「ッ!!!」って顔をしてましたが時すでに遅し。
そして上のハーネスは、リードの部分が首ではなく背中部分にあるので、持っている人間が動きを制御できるんです。
これ大事。
首のところにリードがついてると、あとずさりして必死に外そうとしたり、あと両手足が自由なのでそれで地面を蹴って逃げようともします。
胴体が制御されると猫はあんまりもがけないので、ここで第一段階としては成功。
ちなみにうちはコレです⇣
次に大事なのが洗濯ネット。
ハーネスを着けた状態で、次は洗濯ネットに入れます。
病院の先生からも、「洗濯物ネットに入れると動かなくなります」と聞かされ、1回目に行ったときに診察台でネットに入れてくれたのですが、本当に急にジッとなって私もびっくりしました。
ただし注意点があって、それは“1番大きいサイズの洗濯ネットを買う”ということ。
なぜ小さいサイズだとダメなのか。
ちょっと考えた限りでは、小さいネットの方が猫の身体にからまるし、すぐにおとなしくなりそう…となるかもしれません。
これはうちの猫に限った話かもしれませんが、実際はそんなことはありません。
洗濯ネットというだけで、大きくても十分に猫の動きは制御できます。
そして、暴れる猫という時点で、小さいネットはそれだけ間口も狭く超入れづらいんです。
だから大きいほうがいいんです。
逆に間口が広いサイズの、これは100均で十分ですので、よく「ニットが1枚入るサイズ」「Yシャツが2枚入るサイズ」などとある大きいサイズを買ってください。
そして大きい間口の洗濯ネットを買ったら、猫にはかわいそうだけどハーネスでちょっとの間だけ持ち上げて宙に浮かせ、洗濯ネットの口を開けて下からくぐらせるようにして入れる。
このとき、ネットに入ったとしても地面には猫を置いてはいけない。
猫は地面を蹴って走る動物です。
地面に足が着地した時点でまたものすごい勢いで逃げようとします。
なので、ハーネスをつけた猫を洗濯ネットに入れたら、それでもまだ宙に浮かせたままでいてください。
そして宙に浮かせたままで人間はネットの上端を持って(しずく型にして)猫の動きを不自由にしたままネットのファスナーを閉める!
画像で説明しようとしたけどヒットしなかったので口で説明しますが、要はアレだ、アメリカ映画とかで山の中でサバイバルになって、足元の枯れ葉の中から何かを踏んだら突然下から網ですくわれてあっという間に木に吊り下げられちゃうやつです。
で、宙に浮かせて洗濯ネットに入れて口を閉めても、まだここで地面には置かないで(うちはここで置いたら大丈夫かなと思ったらズリズリとネットを擦りながら逃亡を図ったので)、そのまま今度はキャリーケースを下からまたくぐらせて入れる。
ケースに入ると洗濯ネットとキャリーケースの二重のガードで、猫はもう動く気力はなくしてると思います。
(と書いて写真も貼ってますが、実際は私ひとりでやって短時間で済ませようと相当パニクってました。写真は後で家族に報告するため)
…
で、この状態になれば一安心!
猫は変わらず大声で鳴き続けますが、それは仕方ない。ワクチンを打ってもらわないといけない。
せめてもと、猫にこれ以上刺激が増えないように、病院までキャリーの上に猫がいつも使っている毛布をかぶせてあげて視界をシャットアウトしました。
まとめ
この状態で急いで病院までかけつけたところ、ラッキーなことに先客がいなくて私ひとりだけだったので、先生にもすぐ診察してもらえて、猫にとっても短時間で済みました。
あ、前回は診察室で逃走しようとしましたが、今回はキャリーケースからは出したものの洗濯ネット着けたままでおとなしかったので、前回と同じように洗濯ネットの上からプスっと注射してもらいましたよ。
先生にも「あんなに暴れた子をよく入れてこれましたね〜」ってビックリされました。
先生に前回借りた洗濯ネットをお返しし、お礼も言って、10分くらいで病院は終わり!
帰宅途中の家族にもLINEで急に「今から病院連れて行ってくる!」「終わった」の連絡をしたので、完全な私の急な思いつき&勢いまかせの30分に「??」が止まらなかったようでした。
でもこれで家族のストレスもなくなったし、私はコツがわかり、猫も短時間でイヤな時間が終わって良かったんじゃないかと思います。
猫もね、前回みたいに長時間にわたって人間と攻防を繰り返すよりも、短時間で諦めてサクッと終わったほうがストレスも少ないし、肉体的なダメージも少ないんですよ。
前は暴れまくって色んなところを引っ掻くから爪が剥がれるんじゃないかとヒヤヒヤしたし、キャットタワーに逃げたところを捕まえられてパニクって頭から落ちそうになったし、死んででも逃げてやる!感がすごかった。
猫に余計な傷を負わせないためにも、サクッとやってサクッと終わるの、大事です。
…
ということで、最後に今回のポイントをもう一度まとめますね。
②100均で1番大きい洗濯ネットを買う
③猫の寝起きなど気をぬいているタイミングでハーネスをつける
④ハーネスで猫を宙に浮かせて下から洗濯ネットをくぐらせて閉める
⑤宙に浮かせたままキャリーケースに入れて閉める
⑥動物病院へGO!
サクッとやれれば、女性ひとりでもできます。
ポイントはムリに力でやるのではなく、人間が事前にグッズをしっかり準備しておき、いかにサクッと短時間で終わらせるか!です。
嫌がる猫ちゃんをお飼いの方、ぜひ一度試してみてください。
(甘えん坊なときのうちの猫。かわいいでしょー!)