いつものごとく本屋へ
昨日はくもりときどき晴れの予報だったので、暑さで体調を崩さずに済みそうと思って朝からでかけてきました。
特に買いたいものも用事もなかったんですけどね。
私はともすると節約だ、ネットをしていたい、最近ならKindle Paperwhiteで本を読みふけりたいと家にこもりがちになるので、私が出かける気になったタイミングで連れだされます。家族に。
服もアクセサリーも今は興味がわかないけれど、どこに行きたいと聞かれたら唯一答えるのが本屋です。
というわけで、昨日も本屋がコースに加えられました。
ネット本屋よりリアル本屋のメリット
先日買ってからKindleライフを満喫している自分ですが、それでもリアルの本屋も行きたくなるんです。
まだ特定の本を買うとは決まっていないけれど、自分が読みたいと思っているジャンルの本を探すとき、Amazonの画面上だと1つのジャンルで10冊くらいしか見られないのがつらいんですよ。
リアルの本屋なら、1ジャンルがだいたい1つの長い棚に収まっていて、端っこにはそのジャンルの新刊本が置いてある。
次に少し斜めに長い棚を眺めると、さらに細かいジャンルや作家別でタグがついて分けられているのがわかります。
なので、いつも見ているジャンルだと、ああここの本屋はこういう分け方なのね、と一発で理解できます。
そういう自分の視界で一発で理解できる、というのがリアルの本屋のメリットではないでしょうか。
行く本屋は決めている
私は定期的に行く街がいくつかあって、そこには必ずお目当ての本屋もあります。
新宿など大きい街なら本屋も数件あるので、その中で一番好きな雰囲気、品揃えのところに行く。
でも、街の規模によっては大きな本屋が1件しかないところもありますよね。
そうなると、もう選択肢がないのでそこへ行かざるを得ません。
いつもの本屋にショックを受けたこと
電子書籍の波に押され、他の娯楽にお客を奪われている中、本屋があるだけよかったと思うべきなんでしょうが、その存在が貴重なだけに、ひさしぶりに行った時の変わりようにとてもショックを受けることがあります。
まさに昨日はそんな感じで。
1ヶ月ぶりに行った本屋が、劇的にレイアウトを変えていました。
エスカレーターで上ってすぐにその本屋はあるんですが、上って見えた景色が前回と全然ちがう。
一番最初に見える新刊特集コーナーがなくなっています。
もういきなり棚の列。しかも棚自体の素材も色も変わってるし。
さらによく見ると、以前とまったく違うジャンルですべて配置されています。
会計の窓口も移動していました。
もう別の本屋にしか見えない。
おかげで、いつもエレベーターを上ってすぐに向かっていたビジネス本コーナーが雑誌になっていたため、探すのにずいぶん時間がかかりました。
まあでも、それはいいんですよ。
本屋だって店の雰囲気を変えようとすることはあるでしょう。
でも気に入らなかったのが、雑貨コーナーが広がっていたこと。
新たに本棚4つに並び置かれて、けっこうな面積を占めていました。
ああこれかあ…。
最近流行っているトータルライフコーディネイト的なやつ。
食材専門店に本やキッチングッズが置いてあったり、インテリアショップに植物や靴があるのと同じ。
流行っているから気持ちはわからないではないけれど。
なぜ本屋でやるのか。
本屋って、本を探そうって気持ちで行くものじゃないですかね。少なくとも私はそうです。
合わせ技で雑貨置かれても見向きもしません。
それより1冊でも多くの本をおいてほしい。
そうだ思い出した、その雑貨の大面積のせいで、本の置かれる量が目に見えて減っていました。
私が読みたかったジャンルも全然なくて、入って10分で失望しましたもの。
まあ今や雑貨くらい置いている本屋は普通にありますよ。
もしかしたら本のしおりが必要になったとか、カバーかけたいとかでセットで買うこともあるでしょう。
でもね、その本屋の隣とまた隣に雑貨店あるから。
しかもそっちの方が商品が充実していて、買いたい雰囲気にさせる店作りだから。
なんかもういろいろ残念。
まとめ
Kindle Paperwhiteで本を読みだした私でも、リアルの本屋はまだまだ必要です。
なぜなら、実際にKindleを使ってみてわかったんですが、昔の本は電子書籍化していないものが多い。
紙の本しかないんです。
そうすると、本屋か、ネットで中古で買うしかありません。
でもできたら、せっかく見つかったお気に入りになりそうな本なのだから、新刊で買って大事に持っていたいですよね。
そういうときにリアルの本屋で見つけたいと思うんですよ。
でも昨日のように、雑貨コーナーが大きな顔をして、本の置かれる量が少なくなるのであれば、見つかる確率もぐんと下がるし、きっとあそこにはないんだろうなと思って、だんだん足が遠のくようになります。
リアルの本屋さんも売上を電子書籍に奪われて大変だと思うんですが、そういう事情をそもそもわかってくれているのかな…と疑問に思った出来事でした。