習慣化は意思の問題ではなく、仕組みの問題
昨日本屋に行ってチラ見した本が“物事を習慣化するにはどうしたらいいか”という内容だったんですが、読みながら自分のことを振り返って、ほんとそうだよね!と納得したので、今日はその話です。
以前、朝の読書を続けるために私がやってきたことをこのブログで書きましたが、あのとき色々試したおかげで、あのやり方が他にも活用できることがわかったのが一番の成果かもしれません。
これまで朝読書を続けられなかった理由として以下のようなことがありました。
1.ブックマーカーをつけるのが面倒
2.ページ数が多くて重い方に本が傾く(結果平らに開きにくい)
3.今もっている本がそのとき読む気分じゃない
本当にちょっとしたことなんですが、それが無意識に入り込んで“なんとなく面倒”になって、結果読書しなくなってました。
なので、私はこれらをKindleを買って電子書籍で読むことで解決しました。
Kindleはカバーを開けたらすぐ読み途中のページが開くからブックマーカーはいらないし、本は傾かない、読みたい内容じゃなかったらAmazonで本を検索して買えばいい。
ここから私が導き出した答えは、どんな小さなイヤだと思うことも無視しない。むしろそれを見つけることに全力をかける、ということです。
できないからってガマンしてやり過ごさない
ちょっとでも、無意識でも楽しくないと思ってしまったらそれは続きません。
意思の問題ではなく、仕組みの問題なんです。
そのことに私は朝読書を習慣化させるときに気づき、また昨日本屋でそういう内容を読んで、やっぱりかと思いました。
同時に、私の冬の生産性ゼロの人生は、これのおかげで2016年で終わったんだな、と。
…
今朝、東京の寒さがちょっとこれまでのレベルと違って、寒波が来ていると言うとおり、この冬一番の寒さです。
私の記憶だと、東京で一番寒い時というのが、
最高気温3℃、最低気温0℃(こういう時に雪が降る)
または
最高気温6℃、最低気温−2℃
で、まさに今日は後者のほうです。
このブログをずっと読んでくれている人はご存知だと思いますが、私は超ミラクルスーパー寒がりでして。
寒いというだけで外に出ない、何もしない、すぐ布団に入る。かろうじて冬眠はしてないレベル。
でも私だって、本当は冬に生産性ゼロになってしまう自分を好きじゃないんです。
1年の1/4をムダにしているのをどうにかしたい。
じゃあ生産的になるにはどうしたらいいんだろう。そう、寒く感じないようになればいいんです。
じゃあどういうときに自分は寒いと感じるのか。
まずは家で。
エアコンがあんまり効かなくて部屋が寒い。
ヒーターは以前買ったけどそれは部分的に暖めるだけで、そこを離れられないから結局家の中でも動かない。
それなら部屋ごとあたためるエアコンを新しいものにしよう。年々機能が向上していると言うし、10年前に設置したものとは段違いのはず。
ということで、去年の夏にエアコンを換えました。
結果、冬1番の寒さの今朝でも、タイマーで先に暖房を入れるようにしたら、朝すんなり起きられるようになった!
さらに良いことに、部屋が暖かくなったおかげで薄着になって、結果肩こりがラクになりました。
次に外では?
私、数年間これが最強と思って愛用していたコートがあったんですが、長く着すぎて表面の布地の色があせてほつれも目立つようになり、家族からさすがにちょっとボロっちく見えると言われまして、この間の新春セールのときに思い切ってコートを買い換えました。
前から欲しかったシャカシャカのダウンコート。
でも内心、今まで着てたコートより暖かいのかなあ…と半信半疑でした。
ところが実際着てみたら、これがまあ暖かいのなんのって!全然風通さないの。
昨日もあの寒い中午後から出かけて夜帰ってきたんですけど、むしろホカホカして暖かかった。
さらに表面がシャカシャカしてるから、顔周りの部分もファンデーションがついてもすぐ落とせる。
あとブーツも、思い切って今年いいやつを買いました。牛革だから柔らかくて軽くて歩くのが楽しい。
かかとが擦れてきてもお直しして10年は履こうと思ってます。
このコートとブーツのおかげで外にいるのが全然つらくなくて、むしろウキウキするようになりました。
できないからってガマンしてやり過ごさない
結局、寒いのがつらい=活動的でない自分がイヤだったので、そうじゃなくなるようにするためには、寒くない環境を作ればよかったんですよね、ガマンするんじゃなく。
前だったら、部屋が寒いなら着こむしかないと思ってたけど、それだと肩がこるし、脱ぎ着が面倒だから外出着に着替えるのも億劫になって、結果外に出ない流れでした。3ヶ月ガマンしてやりすごそうとしてた。
でも、本当は寒いという原因もいろいろあって、それをどんな細かいことでも一個一個見つけて、解決方法も1つに固執しないで視野を広げてみる。
自分だけで解決しようとしなくてもいい、エアコンだったら大家さんと交渉してみるとか、他人の力も借りる。
そういう見方ができるようになったら他のことにも応用できて、どんどんストレスのない生活、やりたい習慣が身につく。
本を見ていて、こういうことかーと心の底から思いました。
続かない理由なんてわがままで理不尽
もし何か習慣化したいことがあったとして、途中でつらくなってきたら、なんでそれが続かないんだろう、何がイヤなんだろうと考えてみるのがいいと思います。
多分、イヤな理由ってはたから見たらわがままで理不尽な内容ですよ。
でもそんなもん。そしてその理由は大事にしたほうがいい。
他のことを習慣化したくなったとき、自分のイヤになるパターンを知っておけば、前はこうだったから今回もこうすればいいんだなってすぐに解決できるから。
なんかイヤだな、続かないなって思ったらむしろチャンスですよ。