朝に飲むトマトジュース
早起きして1年のまるです。
私はこの1年間早起きしている間に色んな朝ごはんを試してきました。
中でも飲み物については、
コーヒー
紅茶、
と、朝に飲むといいものだったり、健康に気づかったもの、身体を温めるものを取り入れてきましたが、冬の寒い時期がすぎてくると、だんだん冷たいものも飲めるようになってきて。
ここのへんでまた違うものを朝飲んでみたいなと思うようになりました。
そこで新たに出てくるのがトマトジュースです。
…
あなたはトマトジュースって飲んだことありますか、好きですか。
私は中学生くらいのときに母親がはまっていて、いつも冷蔵庫に6本セットで置いてあったので、母がこんなにハマるなら美味しいのかなと思ってそれをもらって飲んだことがあるんです。
でも、そのときは「酸っぱい、青臭くてあんまり美味しくない…」の感想しかありませんでした。
そのイメージが強くて、そのあとから今まで多分2,3回しか飲んだことがないですね。
ですが、私も中学生の歳からだいぶたち、すっかり大人になって当時とは味覚も変わり、味の好みも変わってきました。
そんなところ、このあいだ(家族は朝にいろんな飲み物を気分によって飲みわけるんですが)また新しい飲み物、つまりトマトジュースを買ってきた家族が「これ美味しいから飲んでごらん」ってすすめてきたんですよ。
「…いや私、中学生のときのあの記憶からあんまりイメージが変わってないんだけど。」
って言ったんですが、まあそれも20年以上も前のことですし、家族が一口だけでもって言うんで試しに飲んでみたら、これが意外とイケる。
そして青臭ささえも美味しいと思える!
酸っぱいのもイイ。
私がこの20年で大人の味覚に変わったのかもしれないけど、でも20年だから、つくっている側の改良もあって絶対トマトジュース自体が美味しくなってるに違いない。
そう思ったとき、どうせ美味しいと感じられたなら、自分のお気に入りのトマトジュースを見つけよう。
と思って、それで今回、身近にスーパーやコンビニで買えるものと、日本一高いと言われる希少なものを合わせて6種類を楽しみながら比較してみることにしました。
リコピンの効能・効果
トマトジュースって、リコピンがたくさん入っていて、抗酸化作用がはたらいて、お肌とか健康に良さそうっていうイメージが私の中であったんです。
それで朝にも取り入れてもいいかもしれないと思ったんですよね。
最近だと善玉コレステロールを増やす働きがあるとかで、血中コレステロールが気になる人に訴求してたりします。
でですね、リコピンを採れるのはいいとして、あなたも気になるところとして、トマトジュースには有塩と無塩があるけど、どっちがいいのという問題があります。
これについては、私は今回無塩を選びました。
有塩と無塩
というのも、飲みやすさから言ったら味がついているという点でおそらく有塩のほうが飲みやすい。
だけど、私は朝に飲む、健康面を考えて飲むというやり方なので、ここはやっぱり塩分は朝からとらないほうがいいだろうと考えました。
あと、塩分量の加減がメーカーによって違うはずで、塩分って味にすごく影響するので、トマトジュースとして比較するにはフェアじゃないと思ったんです。
なので、今回選んだ6種類はすべて無塩です。
トマトジュースを飲み比べる基準
さて、今回のトマトジュースの飲み比べにあたっては、前の甘酒の飲み比べのときと同じようにまる家独自の基準で比較しました。
☑ 色
☑ 酸っぱさ
☑ 甘み
☑ 香り
☑ トマトの粒などの見た目
☑ その他の特徴
私は専門的な舌を持っていないので、普通に飲んだらこれくらいは分かる、というレベルでしょうか。
ちなみに今回も以前やった甘酒の比較と同様、飲み比べはするんですが、でも甘酒と違って、今回はランキング形式にはしてません。
なぜか。
私も始めはどのトマトジュースがどの商品かわからないように番号をつけて、平等に味わってランキングするやり方を考えたんですが、このあと出て来るブラックプリンスというトマトジュースを目にしたところでそれは諦めました。
というのも、あとの画像を見てもらえばわかるとおり、このトマトジュースの色がとにかく特徴的で飛び抜けていて、もう見た目からして「あ、これブラックプリンスだね」ってバレちゃうんですよね。
なので飲み比べしてランキング付けをするというのはムリがあると判断して、今回は普通に商品を見ながら感想を述べるという形にしました。
ただ、各トマトジュースの味の感想は上の基準をもって書いています。
そうだ、色だけは全部を並べてみないと違いがわからないと思うので、これだけ先に一斉にやってしまいますね。
それでは先に6本全部並べてみましょう。
6種類のトマトジュースの色を比較
今回のラインナップは、
2.北のほたる 完熟トマトジュース
3.伊藤園 理想のトマト
4.デルモンテ 食塩無添加トマトジュース
5.オーガニックハーモニー トマトジュース
6.セレブ・デ・トマト ブラックプリンス
です。
で、これを並べるとこんな風に。
手前が1番のカゴメで、1番奥がセレブ・デ・トマトになってます。
ま、遠目で見ると全部赤いから、違いがよくわからないですよね…。
ではもうちょっと寄ってみましょう。
左 1のカゴメ トマトジュース(食塩無添加)
真ん中 2の北のほたる 完熟トマトジュース
右 3の伊藤園 理想のトマト
左 4のデルモンテ 食塩無添加トマトジュース
真ん中 5のオーガニックハーモニー トマトジュース
右 6のセレブ・デ・トマト ブラックプリンス
こうやって見るとけっこう違いがわかりませんか?
まあセレブ・デ・トマトは先に書いたとおりすぐわかっちゃいますよね…。
で、セレブ・デ・トマトの次にほんのり程度ですが茶色いのが5のオーガニックハーモニー。
そして赤みが1番強いのが3の伊藤園 理想のトマト
となりました。
6種類のトマトジュースを飲んだ感想
ここからは、それぞれ飲んでみた感想です。
ちなみに、今回ちょっと各容器のラベルを見て面白いなと思ったのが、トマトジュースだからかリコピンの量が書いてあって、確かにトマトジュースを健康面から考えて飲むとしたら、このリコピンの量がキーポイントになるので、気になる人はそのあたりもチェックしてみてください。
まず1本目は、トマトジュースと言ったら知らない人はいないであろう、カゴメ株式会社のトマトジュース。
カゴメは色んなトマト系商品がありますが、今回は食塩無添加が対象なので、このタイプにしました。
ちなみに缶タイプの他に、ペットボトルタイプや紙パックタイプもあります。
国産トマトを使っているとのこと。
価格:98円(税抜き)(スーパーで購入)
原材料名:トマト(濃縮トマト還元)
内容量:160g
さて、私ここで1つ気になることがありました。“濃縮トマト還元”って何でしょう?
カゴメのサイトを見ると、例えばトマトジュースなら、トマトを搾って、そこから水分を抜いて濃縮したあと、元の濃度に戻すべく水分をまた足すのを“濃縮還元”というらしいです。
私は今まで濃縮還元のことを知らなかったので、今回調べて勉強になりました。
ちなみにこの濃縮還元をする理由は輸送コストを下げるためだそう。
カロリー:20kcal/100g当たり。
リコピン:10g/100g当たり。
※以下、他のトマトジュースもカロリー、リコピンともに100g当たりで再計算して統一しています。
食塩・砂糖・着色料・保存料は使用していないとのこと。
【感想】
はじめに鼻をつけたとき香りは甘いのに、いざ飲んでみると酸っぱいです。酸味だけで言ったらこの6本の中で一番強い。
下の写真に少し写っていますが、トマトの実が細かく入っているような感じがしました。そして泡立っているような(缶の振り過ぎではないと思う)。
後に出てくるセレブ・デ・トマトの次にトロトロしていたので、ゴクゴクと水のように飲むタイプではないですね。
全体的に味は薄めで、酸味が強いので、トマトジュースって言ったら酸っぱいのでしょ!という人におすすめ。
北海道の沼田町というところで生産・加工されているトマトジュース。
なんで“ほたる”なんだろうと思ってサイトを見てみたら、沼田町はホタルの生息地として有名なんですね。
まず見た目で、ビンの形がコロンとしていてかわいい。
今回は無塩のトマトジュースですが、加塩タイプもあるし、無塩にも上のタイプのプレミアムトマトジュースがあるようです。
“一個一個手摘みした完熟トマト果汁100%使用”。
ラベルもシンプルなデザインで、かつ赤。徹底してます。
価格:698円(税抜き)(スーパーで購入)
原材料名:トマト
内容量:840ml
カロリー:20kcal/100g当たり。
北のほたるにはリコピンの量が書いてありませんでした。
【感想】
これはすぐに感想が浮かびました。
例えが上手じゃないですが、スーパーとか八百屋にある少し青い状態のトマトを、そのままギューって絞っただけ!みたいな。
これ褒めてます。だって丸ごとかじった時そのままの香り、そのままの味がするんですもん。
何も余計なものが入っていない、THEトマトです。
なので、自然な甘みでもあるんですが、一方でトマトの青臭さも感じますね。
丸ごとトマトを何も添加せずに、そのまま凝縮したものが好き!という人はこれが良いでしょう。
飲料メーカーで有名な伊藤園も、もちろんトマトジュースを販売してます。
その名も“理想のトマト”。
リコピン135mg推しですね。
トマト30個分を使用とあります。
価格:198円(税抜き)(スーパーで購入)
原材料名:トマトジュース(濃縮トマト還元)、濃縮トマト汁
内容量:900g
理想のトマトも濃縮還元ですね。
パッケージに“本品は、トマト果汁900g以上を使用し、トマト果汁をストレート換算で100%以上にしています。”と書いてあります。
カロリー:約38kcal/100g当たり。
リコピン:約15g/100g当たり。
【感想】
口に含んでから抜けるまで一貫して思うのは、すごい甘いということ。でもこの甘さは後のオーガニックハーモニーとはまた違うんですよね。
何ていうか、子どもが好きそうな甘さ?野菜の甘みではなくて、でも砂糖は一切使用してないっていうし、不思議…。
後から酸味もちょっときますけどね。
もう1つ際立っているのは、6本の中で最も色が濃いこと。
実際見たらあなたもボトルの外から見たも「赤いなー」って思うでしょう。
色に比例して味も濃いんですが、とにかく甘さが際立っているので、子どもが初めて飲むジュースとしていいかもしれません。
ケチャップ、そしてカットやホールトマト缶のイメージが強いデルモンテ。
トマト関連の専門といったらここでしょうか。
食塩無添加の文字が目立ち、そしてリコピンよりもカリウムを推している模様。
価格:198円(税抜き)(スーパーで購入)
原材料名:トマトジュース(濃縮トマト還元)
内容量:900g
…?あれ?これを見て、あなたは気づいてました?
販売者がキッコーマン飲料株式会社ということに!
私、知らなかったんですけど…。
調べると、キッコーマンが経営多角化の一環として設立した会社が、その後アメリカのデルモンテ社と技術提携したんですね。
なんか図らずも今回いろいろ勉強しちゃってるな。
カロリー:約20kcal/100g当たり。
リコピン:約11g/100g当たり。
【感想】
最も水っぽいトマトジュースです。
よくお風呂上がりの牛乳と同じ感覚で飲む人がいるようですが、そういう人に向いてるなと思いました。
なぜなら、トマトの味、甘み、酸味すべてが1番薄く、喉の渇きをいやすにはもってこいだから。
無塩だし水分が多いので、余っても料理に使えそうです。
さてさて、この5番目のオーガニックハーモニー(Ohganic Harmony)。
芸能人が差し入れに持っていく一品とか、テレビに出たとか調べると出てきますが、そもそも私が知ったのは、家族の知り合いの人が「トマトジュースならこれがオススメ」と教えてくれたのがきっかけです。
その人は他にもいくつかピックアップしてくれましたが、このオーガニックハーモニーのトマトジュースなら誰に勧めても美味しいとのことなので、まずはこれがいいだろうと。
店舗が東京の自由が丘にありますが、ネットショップでも買えます。
そしてですね、えーと…初めから写真を見ておわかりのことと思いますが、先にお伝えすると、たくさん飲んだあとの写真ですみません。
そしてネタバレになってしまいますが、これは美味しすぎて家族と2人でガブガブ飲んでしまったのが原因です…。
気づいたらものすっごい減ってて、あぁぁー写真がぁ!と気づいたときにこの量でした。
ということで、オーガニックハーモニーのトマトジュースは噂どおり美味しかった。この前提で読んじゃってください。
価格:2,350円(税込み)(実店舗で購入だけどネットショップもあり)
原材料名:トマトジュース(濃縮トマト還元)
内容量:1,000ml
無農薬・無添加というのが目立ちますね。
そして果汁100%。
残念ながら、カロリーとリコピンの量については記載がありませんでした。
【感想】
一言で言うなら、これはジュース!
喉を潤す水的な飲み物ではなく、しかも野菜ジュースでもない、“フルーツジュース”。
とにかく甘い。衝撃的な甘さで、確かにトマトジュースのイメージを変えるくらいのインパクトがありますね。
でもその甘さというのが砂糖のような後口がベタベタするような感じではなくて、もっとジューシー、そしてフルーティ。
酸味がまったくと言っていいほど感じられないから余計にそう思うのかもしれません。
これはそもそもトマトの品種を甘いやつに厳選して作ってるのかなあ。
青臭さが全然ないので、女性には絶対人気だろうし、トマトやトマトジュースが苦手な人でもいけるかもしれません。
さあ。ついに出ました真打ちが。
そもそも今回のこのトマトジュース飲み比べ企画は、このセレブ・デ・トマトのブラックプリンスから始まりました。
なぜなら、このトマトジュース、価格がなんと15,000円!
…ありえるんでしょうか、トマトジュースで15,000円とか。いやありえるからこうして写真に写ってるんですよね。
まる家はこのトマトジュースと違って決してセレブな家ではなく、むしろ15,000円は1ヶ月分の食費に相当します。
じゃあなぜこんな高価なものが、しかもトマトジュースでかと言うと、家族が特別に買ってくれたからなんですよね。こんな高いの買ってもらっちゃって、もう来年の誕生日プレゼントはないな…。
で、こんな高価な飲み物を飲む機会なんて多分一生に一回しかないし、おそらく周りにもさすがにトマトジュースにこの値段出す人はいないだろうと思って、どうせなら他のトマトジュースとも飲み比べて、感想をここに書いて一生の思い出にしようと考えた次第です。
…ということで、うちは清水から飛び降りて戻ってこれなそうですが、あなたは舞台の上から気軽に見てってくださいね。
…
さて、セレブ・デ・トマトは、日本一高価なトマトジュースとして、同名の東京の表参道にあるトマト料理専門店とネットショップで販売されているものです。
ですが、このブラックプリンスという種のトマトを使った1番高いトマトジュースは、あまりに希少なためネットで売ってもすぐ売り切れてしまうそうです。
なので、うちの場合はお店に電話をして、在庫があるか、あるならお取り置きして欲しいとお願いしたところ、幸いにもそのとき在庫があったため、表参道のお店まで直接取りに行きました。
箱で包装してくれました。
このトマトジュースがなぜ希少かと言うと、北海道の栗山町というところで作られているブラックトマトからできているためです。
ブラックトマトは、一般的なトマトと比較してもビタミンCが2倍ほどある栄養価に優れたものらしいんですが、何より年間の生産量が1,000本ということで、大量生産できないものであると。
確かに高級スーパーに行ってもブラックのトマトは未だ見たことがありません。
そのブラックプリンスを使っているということで、もちろんボトルもブラック。
価格:15,000円(税込み)(実店舗で購入だけどネットショップもあり)
原材料名:トマト
内容量:830ml
ブラックプリンスもリコピンの量とカロリーは載っていませんでした。
ここで、他のトマトジュースのときはやらなかったんですが、ブラックプリンスだけは開栓してカップに注いだらすごいことになったので、その特異さもお伝えしたいと思います。
何がすごいってですね、普通のトマトジュースは開けたらすぐにトクトク…っていって当たり前ですが水のように注がれていくんですが、このブラックプリンスだけは違います。
まず、なかなか最初の1滴目が出ない…。
それは濃度が濃すぎるから。
あまりに濃いために、出口でちょっとつまります。そしていざ出たとなったら、まるで半個体が出るかのように…ボトボトボトッっと出ます。
伝わりますかね。液体としてつながって出るんじゃなくて、塊として出るかのような感じが。
色もすごいですよね。
トマトジュースの色ではなく、もはやこれはウスターソース!
飲んだあとも水っぽくではなく、こんな風にドロドロとしてカップのフチに残っています。
そして注いだあとのボトルの口部分も、ジュースを注いだ跡じゃないみたい。
【感想】
色もウスターソースだし、カップに注げばドロドロだし、他のトマトジュースと別格すぎて比較できない…。
香りもですね、これがまた独特で、よくリンゴ酢とかあるじゃないですか、果実で作ったお酢。あれのトマトバージョンみたいな感じです。
やわらか〜いトマト酢。ほんと、やわらか〜い程度ですが。
味も同じように丸みのある酸味がします。尖った感じではなく角がとれてるみたいな。
新鮮なブラック・プリンストマトを使っているのはわかっているんだけど、長期熟成したヴィンテージワインのトマトジュースバージョンと言ったら伝わるでしょうか。
まとめ
いやー甘酒のとき同様、今回もかなり味に違いが出てました!そしてどれも個性があって、美味しかった。
色で言うと全部“赤”なんですけどねえ。
そして、今回はランキングではないと言いましたが、せっかく6本も比べたので、ここでまるが選ぶオススメの1本を挙げておきます。
それは…
北のホタル 完熟トマトジュース!
オーガニックハーモニーと迷ったんですが、確かにこれもすんごく甘くて美味しいから。でも個人的な好みを言うと、私は素朴なトマトだけの味がして、そこがむしろ自然に感じられてよかった。
しかもこれは家族もまったく同意見でした。
確かにちょっと鼻に抜ける青臭さはあるんだけど、「トマト飲んでる!」って感じがします。
今は甘いと分かりやすい飲み物が流行っているかもしれないけど、私たちはこういう控えめな、でも味わえる甘さがいいかな。
これは完全な好みですが、よかったら参考にしてみてください。
今回のトマトジュース飲み比べ、楽しんでもらえたでしょうか。
トマトジュース好きな人も、これまであまり好きじゃなかった人も、この中からでも良いし、自分で好きなものを探すのでもいいし、ぜひ自分の中のオススメの一本を選んでみてくださいね〜。
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