
人がすすめた本を読む
私は普段から人と話していて、プライベートでこの人のことをもっと知りたい、仲良くないたいとか、仕事でこの人の仕事へのマインドを学びたいと思った時は、考え方、物事への捉え方を知るために相手がすすめた本を読むようにしています。
小説でもビジネス本でもジャンルは問いません。
その人が長い間生きてきて、何十冊、何百冊と読んできた中で、ぱっと思いつくものを私に伝えたということは、それが一番その人の心の中で記憶に残ったものでしょうから。
少し前に、宮本輝が好きなんですという同じ会社の男性と話をしたことがありました。
私も宮本輝が好きで、学生の時に集中して何冊か読んだことがあったので、「錦繍」や「優駿」はいい小説ですよねと盛り上がりました。
そのときに、私が一番面白かった小説「ドナウの旅人」は読みましたかと聞くと、相手はまだという。
本当ですかまだですか。宮本輝が好きならあの本はぜひおすすめですと必死に伝えはじめたところで、大人数での食事の席だったので話が途切れてしまいました。
結局その後も本の話はできず会はお開き。